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天皇の杜古墳

ページ番号5646

2019年1月25日

史跡 天皇の杜古墳

所 在 地 :京都市西京区御陵塚ノ越町

指定年月日:大正11年3月8日

 

整備前

天皇の杜古墳の説明図
天皇の杜古墳の説明図

整備後

天皇の杜古墳の説明図

 

 

概要
 天皇の杜古墳は,古墳時代前期(4世紀代)に築造された市内で最大級の数少ない前方後円墳で,当時桂川右岸を支配していた豪族の墳墓と推定されます。
 地元では古くから「文徳天皇(平安時代の天皇)の御陵」として語り継がれ,また「御陵さん」の呼び名で畏敬と親しみをもって今日まで守られてきました。このため,保存状態がよく歴史的,学術的価値が高いことから大正11年(1922)国の史跡に指定されました。
 京都市ではこの天皇の杜古墳の保存と活用を図るため,昭和56・57年(1981~2)に周濠部を公有化し,国有地の墳丘部を併せて昭和63年(1988)から保存整備事業に着手,発掘調査に続き墳丘部の整備と周濠部の緑化工事を進め,平成6年4月(1994)史跡公園として市民が広く文化財に親しめる場,古代史学習の場として利用していただけることになりました。

 

 

古墳の形態:前方後円墳

天皇の杜古墳の説明図

総面積:10.234㎡(墳丘部2.908㎡・周濠部7.326㎡)
墳丘部:全長 83.0メートル
前方部の幅 33.5メートル・前方部の高さ 4.8メートル
後円部の幅 50.5メートル・後円部の高さ 7.2メートル 

 

 

天皇の杜古墳の発掘
 保存整備事業の一環として整備の基礎資料を得るため昭和63年(1988)から2年をかけて発掘調査を実施しました。墳丘部斜面には葺石が,またテラスには,埴輪列がすべてに及んでいることが明らかになりました。
 ただ,この古墳は台地の上に墳丘を盛り上げて造られたと推定され,周囲に濠を巡らした古墳でないことも判明しました。〔出土品〕円筒埴輪・朝顔形埴輪

 

 

天皇の杜古墳の説明図
天皇の杜古墳の説明図

 

交通のごあんない

天皇の杜古墳の説明図





阪急電鉄    :桂駅下車,徒歩約20分(西方向)
京都市バス  :京都駅から73系統,国道三ノ宮下車 停留所南側
四条烏丸から29系統,国道三ノ宮下車 停留所南側
京都交通バス:国道三ノ宮下車 停留所南側

*駐車場はありません


ご利用にあたって
史跡内では次のことは禁止されています。みんなで守って美しく利用してください。
  1. 自転車・バイク等の乗入れ
  2. 火気使用
  3. ごみ捨て
  4. 野球・ゴルフ・サッカー等の球技
  5. 犬の連れ込み

 

 

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