
第26代京都市長の門川大作です。
京都は,「枕草子」や「源氏物語」,来年が執筆後800年とされる「方丈記」をはじめ,数々の物語を生んできました。更に,能,狂言,茶道,華道,香道など“人の心に深く語りかける”文化を育んできた,いわば「ものがたりづくり都市」です。
そしてまた,伝統産業から先端産業や知恵産業まで,優れた技と知恵が集積する世界的な「ものづくり都市」です。
更に,「まちづくりは人づくりから」という高い志のもと,「地域の子どもは地域で育てる」伝統や,「大学のまち・学生のまち」の魅力が息づく,全国随一の「人づくり都市」であり,同時に,それら「ものがたりづくり」,「ものづくり」,「人づくり」が見事に融合し,京都ならではの“強み”となって発展してきたまちであります。
今日,我が国の社会経済は閉塞感が漂っています。しかし私は,“ピンチをチャンス”に,京都の“強み”を遺憾なく発揮した「まちづくり」を,市民の皆様と知恵を出し合い,共に汗して果敢に突き進めれば,京都から日本を元気にできると確信しています。
平成22年,そのまちづくりの今後10年の基本計画「はばたけ未来へ!京プラン」を策定しました。
まずは市役所が,全ての市職員が,大粒の汗をかき,市民の皆様のいのちと暮らしを徹底的に守り抜く。同時に市民の皆様と共に,環境問題や財政問題など深刻な課題を,未来志向の発想と行動で乗り越え,京都から地域主権時代を切り拓いていく。改めてそう決意しています。
百年後,千年後までも語り継がれるような京都ならではのまちづくりの,感動の“ものがたり”を共に紡いで参りましょう!