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火災発生に備えた既存建築物の安全対策について

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2023年12月6日

火災発生に備えた既存建築物の安全対策について

 近年、ガソリンを使った放火により、建物内におられた多くの方が犠牲となる痛ましい事件が度々発生しています。

 令和3年12月に発生した大阪市北区のビル火災においては、一つしかない避難経路の階段付近から出火したことで、避難することができず、多くの尊い命が奪われました。

 本市では、令和元年7月に、伏見区桃山町の事業所において火災が発生し、こちらも階段付近で出火したことで、急激に煙や熱が建物内に充満し、多くの尊い命が奪われました。

 これらの背景を踏まえ、既存建築物の一層の防火上・避難上の安全対策が、安心・安全のまちづくりの重要な課題となっています。

建築物の火災安全改修について

階段が一つしかないビルなどは、防火・避難に関して構造上のリスクを常に抱えております。

火災安全改修による防火・避難対策をすることで、リスクを平時から下げることができます。

火災に備えた安全対策

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 国土交通省においても、消防庁と合同で設置した「大阪市北区ビル火災を踏まえた今後の防火・避難対策等に関する検討会」において令和4年6月28日に報告書がとりまとめられ、令和4年12月16日に「直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン」が作成されています。

 

火災から命を守る避難行動について

 総務省消防庁において、「直通階段が一つの建築物向けの避難行動に関するガイドライン」を作成されています。

 また、京都市消防局では「火災から命を守る避難の指針」を作成し、動画を公開しています。

京都市建築物火災安全改修モデル事業の御案内

事業の概要

 技術面又は事業プロセス面で工夫が必要な火災安全改修(※1)に関して、効率的な実施に必要な技術や知見の蓄積に資するモデル的な取組(※2)について、火災安全改修の計画策定や工事費を京都市が負担し、一緒に取り組むものです。

 また、本事業は、得られた成果、知見について全国的に広く発信し、京都市において、既存建築物の防火上・避難上の安全対策を促進していきます。

※1 火災安全改修:二方向避難の確保又は避難経路の防火・防煙対策が不十分であることにより火災時に多数の者に危険が及ぶおそれのある既存建築物について、火災に対して避難上安全な構造とするために行う改修であって、直通階段等の竪穴部分の防火・防煙区画化、直通階段と一定隔離した室等の退避区画化、直通階段の増設又は避難上有効なバルコニーの設置等を言います。

※2 モデル的な取組:火災に対して避難上安全な構造となるための工事のうち、煙を確実に遮断する壁を、天井や配管がある中で施工する必要があるもの(改修方法に技術的な工夫が必要な例)や、複数のテナントが入居しており、工事の時間・動線を工夫し、可能な限り営業を妨げない改修方法を検討する必要があるもの(事業プロセスに工夫が必要な例)などを言います。

詳細は、広報資料を御覧ください。

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募集の御案内

モデル事業の募集は令和5年5月31日に締め切りました。

令和5年度は以下の建築物に交付が決まりました。

  • 所在地:京都市中京区
  • 建物用途・規模:地上8階地下1階建ての事務所・店舗
  • 建築年代:昭和47年築

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お問い合わせ先

京都市 都市計画局建築指導部建築安全推進課

電話:075-222-3613

ファックス:075-212-3657

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