京北地域のまちづくり

　京北地域は，豊かな緑の中で約7千人が暮らす魅力あふれる地域です。京都市では，京北地域の魅力と活力を今後も維持・発展していくための方策について検討するため，「京北地域の土地利用の規制・誘導のあり方に関する検討会」を平成17年8月に設置し，その成果である「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ」を平成19年5月に策定しました。

「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ」（下記「2　「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ」を策定しました」を参照）で提案したルールのうち，今回制度化したルールは次のとおりです。

1　ルールの概要

（1）　建築物の制限に関するルール

「京都市京北区域内における建築物の制限に関する条例（平成20年6月20日京都市条例第8号）」の制定

　ア　「容積率」（200％）の導入

　イ　「建ぺい率」（60％）の導入

　ウ　「隣地斜線制限」（20m＋∠1．25）の導入

（2）　建築物の安全性を確保するためのルール

　建築基準法第6条第1項第4号の規定に基づく区域の指定により，原則全ての建築物について建築確認申請や完了検査が必要となります。

（3）　無秩序な開発行為を防ぐためのルール

　ア　宅地等開発行為に関する指導要綱の内容の充実（適用対象の拡大，擁壁に関する基準　の追加）

2　施行期日

　平成21年1月1日

※なお，ルールの詳細についてはこちらで御覧いただけます。

＜問合せ先＞

「京都市京北区域内における建築物の制限に関する条例」に関すること

⇒都市計画局建築指導部建築指導課（TEL075－222－3620）

「建築確認申請，完了検査」に関すること

⇒都市計画局建築指導部建築審査課（TEL075－222－3616）

「宅地等開発行為に関する指導要綱」に関すること

⇒都市計画局都市景観部開発指導課（TEL075－222－3558）

　「京北地域の土地利用の規制・誘導のあり方に関する検討会」では，京北地域にふさわしい土地利用ルールのあり方について，平成17年8月の立ち上げ以来，約2年にわたる検討を重ねてきました。

　検討過程では，京北地域の住民の皆さんにご協力いただきました住民アンケートや団体ヒアリング，検討の中間段階における『京北まちづくりシンポジウム』の開催，取りまとめ案に関する意見募集や地元説明会の開催等，様々な取組を行うとともに，検討会ニュースレターの発行等により，幅広く住民の皆さんとの合意形成を図りながら，検討を進めてまいりました。

　こうした検討を経て，この度，検討会では，下記ファイルのとおり，「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ」を策定いたしました。取りまとめでは，京北地域独自の土地利用ルールを提案しています。

　今後は，この取りまとめを受けて，住民の皆さんや京都市，事業者等が協働して，京北地域のまちづくりを進めていくことになります。

　これまで，アンケートやヒアリング，シンポジウム，地元説明会等で御協力いただき，誠にありがとうございました。今後も，京北地域のまちづくりの取組に御理解，御協力をお願いいたします。

　平成18年12月25日から平成19年2月9日まで，「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ案」について御意見を募集したところ，10通の御意見を頂きました。どうもありがとうございました。お寄せいただいた御意見の概要とこれに対する検討会の考え方は，下記ファイルのとおりです。  

【意見募集の概要】

　 ○募集期間　　　平成18年12月25日～平成19年2月9日

　
　 ○周知方法　　　以下の方法により周知

・　都市計画課，右京区役所まちづくり推進課及び京北出張所の各窓口で意見募集用紙を配布 
・　京北地域内の世帯に全戸配布
・　市民しんぶん全市版（1月1日号）及び右京区版（1月15日号）
・　都市計画課及び右京区役所ホームページに掲載

　
　 ○意見募集方法　専用の意見提出用紙に意見を記入の上，以下のいずれかの方法により提出

・　都市計画課，右京区役所まちづくり推進課又は京北出張所の各窓口まで直接提出

・　都市計画課まで郵送，ファックス又は電子メールにより提出

・　平成19年1月20日，21日に京北地域内6地区（黒田，山国，弓削，周山，細野，宇津）で開催した「京北地域の土地利用ルールのあり方取りまとめ案に関する説明会」の各会場での提出

【意見募集の結果】

    ○意見書数　　　10通