疏水名所案内
ページ番号7764
2022年10月12日
琵琶湖疏水のトンネル洞門・扁額(石の額)をご案内します。
第1トンネル東口(大津側)
文字 :氣象萬千
読み方:きしょうばんせん
揮毫者:伊藤博文
意味 :千変万化する氣象と風景の変化はすばらしい
(宋・岳陽樓記の一節)
第1トンネル内壁
文字 :寶祚無窮
読み方:ほうそむきゅう
揮毫者:北垣国道
意味 :皇位は永遠である
※通常,トンネル内には入れません。
第1トンネル西口(藤尾側)
文字 :廓其有容
読み方:かくとしてそれいるることあり
揮毫者:山縣有朋
意味:悠久の水をたたえ,悠然とした疏水のひろがりは,大きな人間の器量をあらわしている
第2トンネル東口
文字 :仁以山悦智為水歓
読み方:じんはやまをもってよろこびちはみずのためによろこぶ
揮毫者:井上馨
意味 :仁者は知識を尊び,知者は水の流れをみて心の糧とする(論語)
第2トンネル西口
文字 :隨山到水源
読み方:やまにしたがいすいげんにいたる
揮毫者:西郷従道
意味 :山にそって行くと水源にたどりつく
第3トンネル東口
文字 :過雨看松色
読み方:かうしょうしょくをみる
揮毫者:松方正義
意味:時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな松の緑をみることができる(唐・盧綸の詩)
第3トンネル西口
文字 :美哉山河
読み方:うるわしきかなさんが
揮毫者:三条実美
意味 :なんと美しい山河であることよ
くにの宝である美しい山河を守るには,為政者の徳と国民の一致が大切との含意も(史記・呉記列伝)
疏水合流トンネル北口
文字 :藉水利資人工
読み方:すいりをかりてじんこうをたすく
揮毫者:田邉朔郎
意味 :自然の水を利用して,人間の仕事に役立てる
ねじりまんぽ
ねじりまんぽ西口
文字 :雄觀奇想
読み方:ゆうかんきそう
揮毫者:北垣国道
意味:見事なながめとすぐれた考えである
ねじりまんぽ東口
文字 :陽気発処
読み方:ようきはっするところ
揮毫者:北垣国道
意味:集中して物事に挑めば何事でも成し遂げられる
「陽気の発する処金石も亦透る。精神一到何事か成らざらん。」(朱子語類)から。
※北垣国道の落款(東口扁額にのこる)
楽百年之夢(百年の夢を楽しむ)
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上下水道局 総務部 総務課
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