琵琶湖疏水の歴史(5)
ページ番号7499
2022年10月12日
第5章 疏水施設の近代化
トンネルの改修断面
疏水も完成後今日まで無事に過ぎたわけではありません。昭和6年には第1疏水山科地区の開水路部分をコンクリートで底張りにするなどの改修をし,大正15年には第2疏水の底版コンクリートなどの改修をし,また,昭和43年から昭和49年までの間には導水路整備事業として大津~蹴上の第1・第2疏水とも全線にわたり大規模な改修を行いました。
さらに第1疏水の伏見地区も昭和54年から改修を進めてきており,また,京阪地下化事業により疏水の形態が一部変わりました。
今日疏水の流量管理面においても,長い疏水沿線の途中に一級河川白川と兼用する区間もあり流入してくる水路や,伏見地区の雨水を下水道や河川に変わって受け入れざるを得ない現状にある関係から,全線流量管理の近代化を図るため,平成元年3月に夷川管理棟で集中的に監視制御のできる疏水遠隔監視制御設備事業の完成により大津から伏見までの流量管理,特に大雨時での治水面に対する流量調整が一層円滑に行えることとなりました。
また,琵琶湖の水位が下がったときでも安定した取水ができるよう,第2疏水連絡トンネルの工事が行われ,平成11年に通水しました。
疏水遠隔監視・遠隔操作施設(疏水事務所内)
現在の疏水事務所
伏見上ダム
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