「京都・西陣におけるローカルの暮らしとまちを巡る2日間」の開催
ページ番号334772
2024年11月21日
京都市では、平成31年1月に「西陣を中心とした地域活性化ビジョン」を策定して以降、地域に関わる幅広い主体の協働のもと、地域が有する多彩な魅力・資源をいかした活性化の取組(※1)を推進しています。
これまでの取組等により、西陣エリア内では様々な活性化の取組が展開されていますが、活性化ビジョンに掲げる将来像の実現に向けては、更に活性化の担い手を増やし、新たな取組やより大きな取組等が継続的に生み出される環境を構築していく必要があります。
この度、活性化の担い手を更に増やしていくことを目的に、エリア内に新たな活性化の担い手を呼び込むプログラムを開催します。
令和6年度は、初期段階の取組として、エリアに興味関心を持つ人を増やすプログラムを試験的に開催するとともに、実施結果を踏まえた令和7年度以降の事業内容の検討などに取り組みます。
1 プログラム
⑴ 実施内容
西陣エリアに興味関心を持っていただくことを目的に、参加者がエリア内のまちづくりの現場や企業等への訪問、活性化の取組を展開するプレイヤーへのヒアリングなどを行うプログラムを実施します。
⑵ 実施日程
令和6年11月26日(火曜日)及び11月27日(水曜日)の2日間
<11月26日(火曜日)(予定)>
・活性化の取組ヒアリング【会場:妙覺寺】
⇒まるごと美術館(※2)の取組紹介等、質疑応答、まるごと美術館見学
・活性化の取組ヒアリング【会場:コミュニティ・バンク京信 西陣支店】
⇒sampai(※3)の取組紹介等、質疑応答
・西陣エリアの紹介【会場:町家学びテラス・西陣】
⇒京都市担当者から西陣エリアの説明及び取組紹介等、質疑応答
・振り返り
⇒1日目のプログラムの振り返り、感想共有等
<11月27日(水曜日)(予定)>
・企業訪問【会場:岡文織物株式会社】
⇒岡文織物株式会社(※4)の取組紹介等、質疑応答
・自由散策、休憩
⇒参加者自身でエリア内を歩いてランチ、各自で移動
・活性化の取組ヒアリング【会場:マガザンキョウト】
⇒マガザンキョウト(※5)の取組紹介等、質疑応答
・活性化の取組ヒアリング【会場:堀川団地 出水団地第3棟 No.317 ANEWAL Gallery】
⇒NPO ANEWAL Gallery(※6)の取組紹介等、質疑応答
・プログラム全体の振り返り
・参加者へのインタビュー、感想共有、アンケート等
2 参加者
5名程度(地域活性化やまちづくり等に興味関心がある社会人及び大学生)
※ 令和6年度は、試験的な取組として開催するため、京都移住計画(※7)を運営する株式会社ツナグム(本業務の受注者)が持つネットワークから参加者を選定しています。
3 プログラムのアーカイブ
プログラムで実施した内容(活性化の取組ヒアリング、企業訪問、参加者インタビュー、アンケート等)を取りまとめた記事を作成し、ポータルサイト「にしZINE」(https://nishizine.city.kyoto.lg.jp/)等のWebサイトへの掲載により、今後の担い手づくりや更なる西陣エリアの魅力発信に活用していきます。
また、活性化に必要な要素である「地域の歴史や文化に関する知識の継承」への寄与も目的に、活性化の取組のヒアリングや企業訪問で得られた様々な情報等のアーカイブも行い、今後の活性化の取組に活用していきます。
(※1)これまでの活性化の取組
活性化ビジョンを策定して以降、活性化の動きをエリア全体に広げていくために、民間主体の活性化プロジェクトの運営や地域の事業者等をつなぎ合わせるための連携交流会の開催、イベント情報や地域の歴史や魅力を伝えるコラム記事等を発信する情報発信などに取り組んでいます。
https://nishizine.city.kyoto.lg.jp/project/
(※2)まるごと美術館
西陣エリアの寺社仏閣の特別拝観と合同で開催する「春・秋の展覧会」です。
2017年の秋から開催され、寺宝に加えアート作品や伝統工芸品の展示を行うとともに、ライトアップなどを実施し、京都らしい建築や文化財、地域の魅力を発信・体験するイベントとなっています。
https://www.kyoto-marugoto.com/
(※3)sampai
「産廃を減らす、想いを紡ぐ」をテーマに、西陣の伝統産業や手工業の製作過程で出る産廃素材と、職人のストーリーを主役に添えて、ハンドメイドアクセサリーを制作しています。職人の「技」×「sampai」のデザインで、アップサイクル素材を使ったハンドメイドアクセサリーという新たな選択肢を皆様の生活にお届けしています。
(※4)岡文織物株式会社
1690年に初代・半兵衛が、京都西陣で仏教僧のための法衣を織る織物業を立ち上げました。「南無阿弥陀仏」を意味する六文字から屋号を「六文字屋」とし、今に至るまで西陣織を絶やさず織り続けています。
1967年に12代目・半兵衛が社名を岡文織物株式会社として法人を設立。「六文字屋」そして「岡文織物」は長い歴史を持つ西陣織を代表するブランドの一つとして知られています。
https://www.rokumonjiya.jp/
(※5)マガザンキョウト
「もしも京都のローカルカルチャーマガジンが空間になったら」という着想から生まれた「泊まれる雑誌」をコンセプトにした宿泊施設で、京都のローカルカルチャーと旅が楽しくなる道具や雑貨に出会える場所となっています。
施設の運営者は、過去に地域の町内会長を務めており、現在も町内会の一員として地蔵盆などの地域行事に積極的に関わり続けていることから、地域に溶け込んだ宿泊施設として運営されています。
https://magasinn.xyz/
(※6)NPO ANEWAL Gallery
ディレクター・デザイナー・アーティスト・学生を中心に設立されたNPO法人で、「外に出るギャラリー」をコンセプトに、築130年の京町家から路地中へと移転したギャラリーを含め、現在4つの拠点を西陣地域の文化芸術プラットフォームとして運営しています。
アート・デザインの領域・可能性の再検証とその実践を通じた地域社会への貢献を目的に活動し、「アーティスト・イン・レジデンス」を運営するなど海外アーティストのサポートも積極的に行っています。
https://www.anewal.gallery/
(※7)京都移住計画
京都に住む人やこれから京都に住む人、京都に関わる人たちに向けて、京都府内の様々なパートナー(団体や地域等)と共に、「居」「職」「住」3つのテーマのコンテンツ企画や情報発信を行い、移り住む先の暮らしをつくり続けているコミュニティメディアです。
https://kyoto-iju.com/
報道発表資料
発表日
令和6年11月21日
担当課
総合企画局プロジェクト推進室 プロジェクト推進第二担当
TEL:075-222-3992
報道発表資料
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
総合企画局 プロジェクト推進室
電話:075-222-3992
FAX:075-213-0443