「京都刑務所敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略」の策定について
ページ番号266754
2020年3月30日
「京都刑務所敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略」の策定について
平成31年2月28日
総合企画局(プロジェクト推進室プロジェクト推進第一担当 電話:222-3984)
「京都刑務所敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略」の策定について
京都市では,京都の未来を見据え,まちづくりを進めていくため,国有地等の有効活用を実現しようと取組を進めています。
この度,学識経験者や地域代表者等で構成する「山科の未来を語る懇談会」(以下「懇談会」という。)や,山科区内の全13学区の自治連合会会長の皆様への説明会(以下「説明会」という。)での御意見,市民意見募集の結果等を踏まえ,これからの山科のまちづくりの方向性を示す「京都刑務所※敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略」(以下「戦略」という。)を策定しましたので,お知らせします。
今後,山科が子どもや孫の世代になっても,活力に満ちたまちであり続けるよう,山科ならではの「地域力」,「人間力」を結集して戦略を推進し,「住んで,働いて,訪れて,楽しく美しいまち」山科の実現を目指します。
<参考>
※ 京都刑務所は,昭和2年に,当時はまだのどかな田園風景が広がる現在地に移転されましたが,その後90年以上が経過する中で,周辺の宅地化が進むとともに,地下鉄東西線や京都高速道路が開通し,交通利便性が飛躍的に高まるなど,周辺環境は大きな変貌を遂げました。
現在,市内の都市部で約10.7ヘクタール(3万2千坪)という広大な土地を確保することは極めて難しく,京都市では,この土地の活用が山科区の魅力あるまちづくりはもとより,京都全体の発展にも大きく寄与するものと考えており,これまでから,国に対して刑務所の移転をはじめとした有効活用の検討を要望しています。
1 「戦略」の概要
(1) 策定の背景と目的
ア 山科は,1400年を超える歴史と豊かな自然に恵まれ,住民自治の伝統が脈々と受け継がれ,人と人のつながりが強く,また,区内にJR線,京阪線,地下鉄が走り,高速道路の出入口も2箇所設置されているなど,交通利便性の高いまちです。
さらに,近年は,刑法犯認知件数が6年間で6割も減少し,今では市内11行政区で人口当たりの犯罪件数が2番目に少ない安心安全のまちで,平成29年には4年ぶりに人口が転入超過となりました。
イ 一方で,人口は,近年はほぼ横ばいで推移していましたが,これからは本格的な人口減少社会に突入し,今から約30年後には,全市平均を上回る速さで人口減少や高齢化,少子化が進むと予測されるなど,今,大きな時代の転換点を迎えています。
ウ こうしたことから,子どもや孫の世代になっても山科が活力に満ちた魅力的なまちであるために,山科の未来にとって非常に大きな可能性を秘める京都刑務所敷地の活用を核とした,将来の山科の未来のまちづくりの方向性を示す戦略を策定しました。
(2) 戦略の全体像
ア 戦略においては,今の山科区の姿と将来見通しを踏まえ,「目指す姿」と「これからの山科区のまちづくりの方向性」を掲げ,さらに,まちづくりの方向性を実現するうえでポイントとなる5つのエリア及び各々の今後の方向性を設定しています。
イ とりわけ,京都刑務所周辺エリアについては,山科の活性化の起爆剤として,山科のまちのイメージを大きく変革し,新たな魅力を創造するための京都刑務所敷地の活用案を示しています。
ウ 今後,5つのエリアをはじめ,山科全体が将来にわたって活性化するように取組を進めていきます。
2 「戦略」の周知方法
京都市情報館(https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/soshiki/2-13-0-0-0.html)で公開するほか,平成31年3月6日(水曜日)から,市役所,各区役所・支所等で冊子を配布します。
平成30年 7月17日 | 第1回説明会 国有地の有効活用に向けた本市の考え方等を説明 |
8月24日 | 第1回懇談会 山科の魅力,現状や将来見通しを踏まえた今後のまちづくりの方向性等について議論 |
9月 5日 | 第2回説明会 第1回懇談会の資料及び委員からの意見等を説明し,議論 |
10月24日 | 第2回懇談会 「戦略(素案)」について議論 |
11月 9日 | 第3回説明会 第2回懇談会の資料及び委員からの意見等を説明し,議論 |
11月 9日 ~12月10日 | 「戦略(素案)」に関する市民意見募集 |
平成31年 1月23日 | 第3回懇談会 市民意見募集の結果及びこれを踏まえて作成した「戦略(案)」について議論 |
1月25日 | 第4回説明会 第3回懇談会の資料及び委員からの意見等を説明し,議論 |
広報資料
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京都刑務所敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略
京都刑務所敷地の活用を核とする未来の山科のまちづくり戦略(PDF形式, 5.84MB)
※平成31年3月25日付で,27ページの地図を修正しました。
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お問い合わせ先
京都市 総合企画局プロジェクト推進室
電話:075-222-3984
ファックス:075-213-0443