指揮隊の活動を紹介します
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2025年6月8日
ホースは積んでいないけど、いろんな器材を積んでるよ!
火災などの災害現場に出動した消防隊、救助隊や救急隊の活動を指揮するのが指揮隊です。
指揮隊の車両には、現場を指揮する指揮隊長、その指揮活動を補佐する副指揮隊長及び指揮隊員の3名が乗車しています。 火災現場に到着すれば、車両後部に収納されている指揮机を燃えている建物等の付近に搬送し、現場指揮本部を開設します。そこで、収集した情報を整理して、逃げ遅れた人の数や延焼の危険がある建物を把握し、出動した消防隊等へ活動を指示します。
着用している防火衣は、ポンプ車を運用する消防隊と同じですが、防火帽に取り付けるしころ(顔や首すじへの熱や火の粉の進入を防ぐ装備です。)は、銀色ではなく金色を使用し、火災現場では色分けで指揮隊と分かるようにしています。
指揮隊にのみ積載している代表的な器材の一例として、指揮机、指揮隊用パソコンやプライバシー保護のために使用する通称「プライバシー保護シート」があります。また、北区は北山トレイルコースもあり、ハイキング等で怪我をした方を救助する際に使用するコンパスやアイゼン、熊除けの鈴、虫よけスプレーも積載しています。
消防ホースを積んでいない指揮隊ですが、災害現場では扇の要となり、出動した消防隊等が円滑に活動でき、少しでも被害が軽減できるように日々訓練を実施しています。
指揮隊の車両。
市内の各消防署にも、配置されています。
指揮本部では、指揮机上に指揮活動に使用するパソコンと無線(指揮机の左側)を設置します。
すぐに活動できるよう、収集した情報を記入するための用紙をあらかじめ置いています。
指揮隊長が、無線器や拡声器等を使用して、部隊を指揮します。
指揮隊員は、パソコンの操作や情報の記入など、指揮活動の支援等を行います。
指揮隊にのみ積載している装備品
熊除けの鈴(机上)と、災害現場で救急車内へ収容する際などに使用するプライバシー保護シート(後方の青色シート)。
お問い合わせ先
京都市 消防局北消防署
電話:075-491-4148
ファックス:075-492-1999