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ガストーチバーナーに対する規制が開始されました!

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2025年3月24日

ガストーチバーナーに対する規制が開始されました

 あぶり料理や火起こしなど、キャンプやおうち時間に便利なガストーチバーナーですが、製品不良(海外製品が多い)による、火災ややけどなどの事故が多く発生しています。

 そこで、こうした製品による事故を防ぐため、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律が改正され、令和7年2月より、ガストーチバーナーに対する新たな規制が始まりました。

 国の定める安全に関する基準を満たしたガストーチバーナーには、「◇PSLPGマーク」が表示され、マークの表示されていない製品の販売が禁止されます。

ガストーチバーナーとは?

 ガストーチバーナーとは、カセットボンベ(CB缶)やアウトドア用缶(OD缶)に接続し、液化石油ガス(LPガス、プロパンガス等)を燃料とする、小型のバーナーのことを指します。

 ガストーチバーナーは、ガスバーナー、ガストーチ、ハンドバーナーとも呼ばれます。

 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律や関係法令の区分では、「携帯液化石油ガス用バーナー」という用語で規制しています。

対象のガストーチバーナーは?対象とならないガストーチバーナーは?

規制対象のガストーチバーナー

 事故が多発している一般消費者向け(一般家庭や飲食店等で使用するもの)の、カセットボンベやアウトドア用缶に直接接続する製品。


規制対象の、カセットボンベに接続するガストーチバーナー
規制対象の、アウトドア用缶に接続するガストーチバーナー

規制対象とならないガストーチバーナー

 道路舗装などの工事で使うもので以下のような製品。

 ・草焼きや野焼きで用いられる工事用の製品など、容器との接続部から火口までが35センチメートル以上の製品。

 ・配管工事用製品など、ガスホースを介してガスボンベを取り付ける製品。

 ・吸収材を封入したねじ込み式の製品など、液化ガスの漏出を防止する機能を備えたガスボンベを使用する製品。

◇PSLPGマークとは?

 液化石油ガスを燃料として使う製品のうち、構造、使用状況からみて特に事故発生のおそれが多いと認められる製品(液化石油ガス器具等)は、国が定める安全に関する基準を満たすよう義務づけられています。

 その安全に関する基準を満たした製品に表示されるのが「PSマーク」です。
 液化石油ガス器具等の場合には、液化石油ガスを表す「LPG」の文字がつきます。
 また、PSマークには○型(丸形)と◇型(菱形)の2種類があります。
 ◇型のPSマークは、液化石油ガス器具等の中でも、更に事故の恐れが高い製品に表示されるマークで、安全に関する基準を満たしていること(ガス漏れが生じないかの気密性、高温や使用回数に耐えうるかの耐久性等)を、第三者が確認することが求められるマークです。

PSマークとLPGマークが合わさった菱形のマーク

◇PSLPGマーク

PSマークとLPGマークが合わさった菱形のマークと製品形式、製造年月日、製造番号、製造事業者名、登録検査機関名が記載された製品への表示イメージ

◇PSLPGマークの製品への表示イメージ

 ガストーチバーナーには、この◇PSLPGマークの表示が義務づけられます。

 ◇PSLPGマークの表示をしなければ、ガストーチバーナーの販売をすることは出来ません。

基準に適合したガストーチバーナーは、いつから入手できますか?

 令和7年2月6日以降、◇PSLPGマークが表示されたガストーチバーナーが流通し始めています。

 1年間の経過措置期間終了後(令和8年2月6日から)は、全てのガストーチバーナーが◇PSLPGマークの表示があるものに置き換わります。

ガストーチバーナーを使用する場合の注意点

PSLPGマークの表示があるか確認する。

 経過措置期間中や規制前に購入したPSLPGマークがない製品でも使用することができますが、以下の事項に注意していただくともに、JIA認証マーク※が表示された製品の使用が推奨されています。

※ JIA認証マークとは、ガストーチバーナーによる事故の実態を踏まえ、業界団体が安全を担保する取り組みとして、令和2年11月から独自の検査基準を策定、一般財団法人日本ガス機器検査協会(JIA)による認証を行う制度を開始し、この基準に適合した製品に表示される「JIAマーク」のことです。 

信頼できるメーカー・販売元かどうか確認する。

 ・国内の連絡先が明記されているか

 ・装着するカセットボンベ等が指定されているか(指定のボンベでない場合は、異常燃焼する可能性があります。)

 ・理解できる取扱説明書があるか(海外製品の場合、日本語の説明書が添付されていないものもあります。)

●ボンベに正しくしっかりと固定されていることを確認する。

●本体に変形ヒビ割れ等がないことを確認する。

●ボンベを逆さま、または斜めにして点火しない。

●必ず指定されているボンベを接続して使う。

点火動作をする前に、必ず、外見、接続部、ガス調整つまみを視認し、ガス漏れがない※ことを確認して使用する。

※ 「ボンベを持つ手に冷気が当たる」、「タマネギの腐ったような臭いがする」、「栓が閉まっているのにシューシュー音がする」といった兆候は、危険なガス漏れのサインです。

火災が起こったら

 落ち着いて安全な屋外へ搬出するか、可燃物が無い場所に置き、消火器で消火しましょう。

 消火器がない場合、水を張ったバケツ等に深く沈めることでも消すことができます。

 しかしながら、消火しようとしても、わずかに残った火でまた燃え上がる、ガスが水面で燃え続けるなど、消火が難しい場合がありますので、慌てずに落ち着いて119番通報をしてください。

参考資料

 Youtubeチャンネルの【京都市公式】きょうと動画情報館(City of Kyoto)外部サイトへリンクしますで、火災実験動画を紹介しています。

  • ハンドトーチの危険な使い方の動画

「ハンドトーチの危険な使い方」

 独立行政法人 製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]外部サイトへリンクしますが公開している、ガストーチバーナー使用時の事故に対する注意喚起の再現映像。

関連情報

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京都市 消防局予防部指導課

電話:075-212-6924

ファックス:075-212-6930