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京都市消防局

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真言宗山階派大本山 勧修寺で文化財防災研修会と合同訓練を実施!!

ページ番号330903

2024年8月28日

夏の文化財防火運動

 京都市消防局では、市内に数多くある貴重な文化財を火災等の災害から守り、市民の皆様に文化財に対する防火・防災意識を高めていただくため、令和6年7月12日(金曜日)から7月18日(木曜日)までの間「夏の文化財防火運動」を実施しました。

 夏の文化財防火運動翌週の令和6年7月22日(月曜日)には、区内の「真言宗山階派大本山 勧修寺」において、京都橘大学文学部歴史遺産学科の学生さんに対する文化財防災研修会と勧修寺自衛消防隊、文化財市民レスキュー隊、京都橘大学、山科消防団小野分団、公設消防隊による合同消防訓練を行いました。


文化財防災研修会について

 文化財防災研修会は、夏の文化財防火運動の一環として、橘大学文学部歴史遺産学科の学生の皆さんを対象に、平成22年から実施しています。この取組は、学生の皆さんに文化財の防火・防災について学んでもらい、文化財の大切さを若い世代の人たちに伝え、受け継いでいただくことを目的に行っています。

 例年、管内の文化財社寺に御協力をいただき、消防職員による文化財防災の取組の紹介や社寺関係者による文化財講話と見学会を実施しています。

睡蓮



文化財防火に関する当局の取組

 消防職員から、過去の文化財の火災事例から文化財を守ることの大切さと意義及び防火対策(文化財の文化財市民レスキュー体制、文化財セーフティカード、文化財タッグ)について紹介しました。

消防職員による講話



勧修寺執事による御講話

 勧修寺執事 佐々木様から、真言宗山階派大本山 勧修寺の由来や文化などの説明を受け、貴重な文化財を後世に守り伝えるために、日々火災予防に努めていることなどの講話をいただき、勧修寺の重要文化財である書院の中で江戸時代の宮廷絵師 土佐光起・光成親子によって描かれた襖絵「近江八景図」を鑑賞しました。

執事の方による講話
書院



文化財市民レスキュー合同消防訓練の実施

勧修寺自衛消防隊と文化財市民レスキュー隊による通報・消火・模擬文化財の搬送訓練

 勧修寺自衛消防隊により火災発見から119番通報と消火器を使用した初期消火活動を行い、駆け付けた文化財市民レスキュー隊8名(小野学区自主防災会、特別養護老人ホーム 長楽園)と京都橘大学6名と共に模擬文化財の搬出活動と消火器を使用した一斉消火活動を実施しました。

自衛消防隊による初期消火
山科指揮隊長への報告
模擬文化財の搬送
訓練用消火器による一斉放水



小野消防分団と公設消防隊による模擬文化財の搬送と放水訓練

 現場に到着した山科消防署の指揮隊長は勧修寺の自衛消防隊長から「火災が収まっていない、文化財がまだ残っている」と状況報告を受け、指揮隊長の指示の下、第一消防隊、西勧修寺特別救助隊そして小野消防分団が模擬文化財の搬送と放水活動を行いました。

分団員による模擬文化財の搬送
分団員と公設消防隊による放水



講評

 文化財防災研修会と文化財市民レスキュー合同訓練を終え、勧修寺執事 田中様と山科消防署 岡本署長から講評を頂きました。

執事の方からの講評
山科消防署長からの講評



防災研修会・合同訓練を終えて

 勧修寺関係者と地域の住民・事業所がお互いに協力して、文化財を火災から守る体制を確認するとともに、大切な文化財を後世に引き継ぐことの大切さを認識しました。

 これからも、地域一丸となって、文化財を守っていきます。

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お問い合わせ先

京都市 消防局山科消防署

電話:075-592-9755

ファックス:075-591-1999