山科消防団防災ハイスクール IN 洛東高校
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2024年7月29日
梅雨が明けず蒸し暑い日の令和6年7月3日(水曜日)に、洛東高校の様々なクラブ活動員約50名を対象に、山科消防署、山科消防団大塚分団及びやましな小町隊が、消防団防災ハイスクール(山科消防団の紹介と普通救命講習)を開講しました。
防災ハイスクールとは、高校生に消防団の存在意義や活動を紹介し、若い世代に消防団をよく知ってもらうとともに、未来の消防団の担い手となっていただくことを目指すものです。
※ やましな小町隊とは
やましな小町隊は、山科消防団の女性消防団員で構成され、防火安全指導隊として、高齢者世帯を訪問して出火防止や住宅用火災警報器の設置指導等の防火安全指導を行っています。
また、火災予防運動期間中は、山科消防署と一緒に様々な広報活動を実施しています。
1 やましな小町隊が「地域で頑張る消防団」を高校生に紹介
最初に、やましな小町隊がスライドを用いて消防団を紹介しました。
無火災推進日の夜間巡回広報や山林訓練等の消防団活動から、消防団員と消防署員の違いまで、たくさんの体験談を交えて説明しました。

山科消防団を紹介するスライド
山科消防団の入団資格です。

山科消防団を紹介するスライド
山林火災防御訓練の様子
1年間の主な活動について順に説明。
熱心な話しぶりに、生徒の興味も少しづつ上向きです。
2 家族や友達がピンチの時に!応急手当を学ぶ
消防団の活動を学んだ生徒たちは、引き続き、目の前で人が倒れたことを想定して、救急訓練を実施しました。
山科消防署員が、家族や友達が急に倒れたりけがをしたとき、応急処置を身に付けていれば、命を助けられることがあると話して、「胸骨圧迫やAEDの使い方」を説明すると、静かに聞き入る生徒達。次に、大塚分団とやましな小町隊が指導員に加わって実技訓練に入ると、打って変わって生徒の質問や署員と団員の指導の声が飛び交い、運動部も文化部も関係なく全員が協力し、胸骨圧迫やAEDを使った応急処置に真剣に取り組んでいました。
訓練後半のチーム毎の想定訓練「7分間心臓マッサージリレー」では、「次、俺が代わるわ。」と言って、積極的な交替を繰り返しながら、汗を流して力強く絶え間ない胸骨圧迫を効率よく続けてくれました。
慣れない胸骨圧迫のテンポを、団員が横について手拍子で指導
訓練の最後に実施した止血訓練では、患部を押さえる圧迫止血のほか、とう骨動脈(手首の脈)で脈拍を測りながら、上腕動脈を圧迫しました。成功すると本当に手首の脈が止まることに驚きながら、止血の原理を学習しました。
お問い合わせ先
京都市 消防局山科消防署
電話:075-592-9755
ファックス:075-591-1999