文化財対象物に対する電気設備安全点検を実施!
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2023年12月1日
島原・輪違屋(わちがいや)で電気設備安全点検を実施!
京都市消防局では、国民的財産である貴重な文化財を火災等の災害から守るために、特定文化財対象物に設置されている電気設備の安全点検を行っています。文化財で発生した火災の出火原因として、電気コード等からの火災は、常に上位にあり、発見が遅れ、大きな火災となる傾向があるため、定期的な点検が必要です。
この点検は、一般社団法人京都電業協会の協力を得て、昭和51年から実施しているもので、今年で48回目になります。
下京消防署では、令和5年11月1日(水曜日)、「輪違屋」において電気点検を実施しました。
輪違屋は、江戸時代の京都を代表する花街だった「島原」にある置屋です。1857年に再建されたもので、1871年に改築され、現在の姿になったとされています。
京都電業協会の会員である株式会社昭和電工社の技士が、電気配線、コンセント、分電盤等の不具合箇所の有無について点検を行いました。
文化財だけでなく、令和4年中に火災は193件発生し、そのうちコード(配線等)が出火原因となる火災は約12%、23件発生しており、出火原因の2位となっています。昨年は特に、コードが出火原因となる火災が多く発生しました。
各家庭でも、コードからの出火に御注意ください。
お問い合わせ先
京都市 消防局下京消防署
電話:075-361-4411
ファックス:075-341-1999