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京都市消防局

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山科区の小学校で、着衣水泳訓練を実施しました。

ページ番号315395

2023年8月23日

 夏の日差しが強くなり、水辺で遊ぶ楽しそうな子供達が増える一方、新聞やテレビでは、痛ましい水難事故のニュースが連日取り上げられています。警察庁の「令和4年における水難の概況」によると、水難事故の

〇 発生件数 1,346件

〇 水難者  1,640人 (うち、死者・行方不明者  727人)

であり、死者・行方不明者の内、49.9%が海、33.7%が河川で発生したとされています。

 山科区では、小学生が溺水等の水難事故にあわないために、地域力・つながりをいかして、区内の小学校、消防団及び消防署が協力して、着衣水泳や背浮きの訓練指導を実施しています。

 子供達を水難事故から守る取組として、7月に消防団が実施した小学生向け着衣水泳の水難訓練(2件)の様子を紹介します。

鏡山小学校で、鏡山分団の熱血指導「浮いて待て2023」を実施

 毎年7月下旬に、鏡山小学校では、6年生の体育の授業の一環として、水難事故の安全管理を指導する機会を設けています。

 ここで、山科消防団鏡山分団が毎年依頼を受け、着衣水泳や背浮きの指導をしています。

 令和5年度は、6年生96名に対して、副分団長が抜群の熱血指導!!

「おぼれてる人を見つけても、絶対に助けにいったらあかん!」

「今日はいのちを守る訓練なんや!自分がおぼれても、助けが来るまで浮いて待てば助けてもらえる!」

「浮いたらしゃべるな!沈むぞ。静かに待てー。」

 指導のかいがあり、最初はみんな顔に水がかかったらすぐに立ち上がっていましたが、終わる頃には多くの児童が、「浮いて待て」の技術を身に付けて、数分間は背浮きができるようになりました。すごい!


なんと、いきなり背浮きができる子が数人いました。


実は、鏡山分団の「浮いて待て」指導がものすごい。(上手い!)
終了前には、多くの児童が浮いていました。


まさか、校長先生がプールに落ちるなんて。
(写真右上で校長先生がおぼれています!)
児童は驚けど助けに行かず、ペットボトルを投げ込んで、
「校長先生!浮いて待って!」


小学生のみんなが助けを呼んでくれました。
水難救助装備を整えた消防団員が、華麗に浮環を投げ入れて、校長先生を救出しました!

陵ヶ岡小学校で、ジュニア消防団と一緒に「着衣水泳体験」

 陵ヶ岡分団とジュニア消防団のそれぞれが着衣水泳の計画中に、偶然、実施日時が重なることがわかったため、陵ヶ岡小学校の4~6年生と山科ジュニア消防団が、着衣水泳の訓練を一緒にやることになりました。

 7月23日(日曜日)。着衣水泳の訓練に、ジュニア消防団員23名、陵ヶ岡小学生10名が参加してくれました。

 訓練内容は、

・着衣水泳体験

・浮いて待て体験(背浮き)

・救助資器材体験(浮環(ふかん)、ライフジャケット)

・放水体験

 9時30分から11時までの1時間30分。事故無く元気に頑張りましょう!


いつもの私服を着たまま、泳げているように見えますが、
「重い」「腕が動かへん」と、苦戦のもようです。


救命胴衣(ライフジャケット)体験。
「脱げそう」「泳ぎにくい」とこちらも慣れない様子。
実は泳ぐためではなく、浮くためのものなのです。


指導員「レスキュー隊が来るまで10分間、浮いて待てるか??」
児童 「これは浮く!」「いけるかも!?」


放水訓練が始まると、すぐに順番待ちの行列ができました。
放水するのも楽しいけど・・・


水をかけられるほうが、もっと楽しい!

 陵ヶ岡分団員の7名の楽しい話術と体験中心のカリキュラムで、ジュニア消防団員と陵ヶ岡の児童は、団員さんの水難事故の怖い話も楽しい話も一生懸命聞きながら、笑顔いっぱいで様々な技術を体験しました。

 今回、着衣泳法の難しさや、浮いて待つ体験をしたことで、溺れる前に冷静になれるかもしれません。

 これからも水辺で遊ぶときは、必ず大人の人と一緒に行きましょう。

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お問い合わせ先

京都市 消防局山科消防署

電話:075-592-9755

ファックス:075-591-1999