長刀鉾を火災から守る消防訓練を実施
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2023年8月3日
祇園祭の安全を願って
令和5年7月14日(金曜日)、下京消防署では、「夏の文化財防火運動」(7月12日~同月18日)の行事の一つとして、厄除粽(やくよけちまき)を入手する長い行列ができている長刀鉾で、長刀鉾保存会自衛消防隊、近隣事業所、下京消防団豊園分団と公設消防隊が消防訓練を実施しました。
この訓練は、祇園祭期間中、山や鉾からの出火防止と関係者の災害対応能力の向上を図ることを目的に、毎年実施しているものです。

長刀鉾の仮設電気設備から出火、鉾収蔵庫に燃え移りそうで、同収蔵庫内に逃げ遅れが1名いるとの想定で、訓練を実施しました。火災を知らせる「火事だー。」という大きな声で訓練が開始され、保存会自衛消防隊が119番通報、避難誘導と文化財の搬出活動を行った後、消火器を持って駆け付けた大丸京都店、東横イン京都四条烏丸の従業員と協力し、初期消火を実施しました。
一致団結した活動により、近隣事業所との協力体制が、より強固なものとなりました。


その後、公設消防隊が到着し、保存会自衛消防隊から状況報告を受け、内部に残された逃げ遅れの救出、文化財の搬出と消火活動を実施しました。


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