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京都市消防局

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山科消防団防災ハイスクール IN 洛東高校

ページ番号315015

2023年8月18日

 なかなか梅雨が明けず蒸し暑い日が続く中、7月6日(木曜日)に、洛東高校の様々なクラブ員約60名を対象に、山科消防署、山科消防団大宅分団及びやましな小町隊が、消防団防災ハイスクール(山科消防団の紹介と普通救命講習)を開講しました。

 防災ハイスクールとは、高校生に消防団の存在意義や活動を紹介し、若い世代に消防団をよく知ってもらうとともに、未来の消防団の担い手となっていただくことを目指すものです。

1 地域で頑張る消防団。高校生に紹介

 最初に、やましな小町隊がパワーポイントを用いて消防団を紹介しました。

 無火災推進日の夜間巡回広報や山林訓練等の消防団活動から、消防団員と消防署員の違いまで、たくさんの体験談を交えて説明しました。

 最初は眠たそうだった生徒もいましたが、後半はみんな前を向いて興味深そうに聞き入ってくれました。


※ やましな小町隊とは

 やましな小町隊は、山科消防団の女性消防団員で構成され、防火安全指導隊として、高齢者世帯を訪問して出火防止や住宅用火災警報器の設置指導等の防火安全指導を行っています。

 また、火災予防運動期間中は、山科消防署と一緒に様々な広報活動を実施しています。


山科消防団を紹介するパワーポイント1
山科消防団の入団資格です。


山科消防団を紹介するパワーポイント2
山林火災防御訓練の様子


多くの生徒に地域における消防団の役割を説明。
普段から頑張る団員さんの思いがあふれます。


1年間の主な活動について順に説明。
熱心な話しぶりに、生徒の興味も少しづつ上向きです。

2 家族や友達がピンチの時に!応急手当を学ぶ

 消防団の活動を学んだ生徒たちは、引き続いて、目の前で人が倒れたことを想定して、救急訓練を実施しました。

 山科消防署員が、家族や友達が急に倒れたりけがをしたとき、応急処置を身に付けていれば、命を助けられることがあると話して、「胸骨圧迫やAEDの使い方」を説明すると、静かに聞き入る生徒達。次に、大宅分団とやましな小町隊が指導員に加わって実技訓練に入ると、打って変わって生徒の質問や署員と団員の指導の声が飛び交い、運動部も文化部も関係なく全員が協力し、胸骨圧迫やAEDを使った応急処置に真剣に取り組んでいました。

 訓練後半のチーム毎の想定訓練「7分間心臓マッサージリレー」では、「次、俺が代わるわ。」と言って、積極的な交替を繰り返しながら、汗を流して力強く絶え間ない胸骨圧迫を効率よく続けてくれました。


慣れない胸骨圧迫のテンポを、横について手拍子で指導


AEDパッドの貼付け位置を説明

 訓練の最後に実施した止血訓練では、患部を押さえる圧迫止血のほか、とう骨動脈(手首の脈)で脈拍を測りながら、上腕動脈を圧迫しました。成功すると本当に手首の脈が止まることに驚きながら、止血の原理を学習しました。


3 高校生の力をもらい、消防団員も士気高揚

 防災ハイスクール終了後、大宅分団長は、指導した高校生が訓練を一生懸命頑張る姿を見て刺激され、

「応急手当普及員資格を持った団員をもっと増やそうと思う。資格取得講習の受講を働きかけてみます。」

と話しながら、住民の生命、身体、財産を災害から守るという消防団の強い使命感をにじませました。

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お問い合わせ先

京都市 消防局山科消防署

電話:075-592-9755

ファックス:075-591-1999