世界文化遺産 醍醐寺の上醍醐を査察
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2023年7月26日
醍醐消防分署では令和5年夏の文化財防火運動中(7月12日から7月18日まで)に世界文化遺産である醍醐寺 上醍醐の査察(立入検査)を行いました。設置されている消火器や非常ベルなどの消防用設備や、喫煙場所の灰皿の状況を寺関係者の方と一緒に確認し、防火のアドバイスや指導を行いました。
上醍醐は醍醐寺の五重塔から1時間ほど登った醍醐山の山頂付近に位置するため、万が一火災が発生すると、消防隊が到着するまでに相当の時間が掛かります。そのような状況であることから、寺関係者の方は、消防用設備の維持管理をいつも入念にされています。
京都市には、全国の国宝の約19%、重要文化財の約14%があり、文化財の宝庫です。そのため、京都市では独自に『夏の文化財防火運動』として、7月12日から7月18日までの1週間、寺社関係者との合同訓練や出火防止を目的とした査察(立入検査)など、文化財を火災から守る取組を重点的に実施しています。
京都市内の特定文化財対象物の敷地内で過去発生した火災原因の上位は『放火』『たばこ』『火遊び』です。これらの火災を防ぐためには、寺社関係者だけでなく、みなさんの協力が必要です。
みんなで力を合わせて貴重な文化財を守りましょう!
消防用設備(自動火災報知設備)の確認中です。
放水銃
重要文化財の開山堂です。地面の下に500トンの消火用水槽が埋まっています。
国宝の薬師堂です。
五大堂です。昔はここで『五大力さん』が開催されていたそうです。
お問い合わせ先
京都市 消防局醍醐消防分署
電話:075-571-0474
ファックス:075-572-1999