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京都市消防局

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南、右京、西京の3消防団合同訓練を実施しました

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2022年10月1日

南、右京、西京の3消防団合同訓練を実施しました(令和2年1月26日)


 市内直下型地震により大規模火災が発生したとの想定で、今年も南、右京、西京の3消防団合同訓練を実施しました。

 今年は西京消防団が当番団として計画した訓練想定で、3消防団から本団とそれぞれ2分団ずつ計6分団が消防活動総合センターに集結し、大規模街区火災防御訓練を実施しました。

 地域を超えて消防団員が互いに連携し合い、長距離にわたってホースを延長し、ポンプも中継をして放水するという、過去の実災害さながらの想定に、いざというときには自分たちが地域防火の要(かなめ)になるのだという志を一つにして、全消防団員が真剣に訓練に取り組んでいました。

実施日時

 令和2年1月26日(日曜日) 午前9時~午前11時

実施場所

 京都市消防活動総合センター 街区訓練場

訓練の様子

「南消防団出動!」

 大規模街区火災が発生しているという想定で、南消防団からは唐橋分団と吉祥院分団が、片山警防担当副団長の下命により機材搬送車と人員搬送車に分乗して出動し、防火水槽に水利部署する「元ポンプ隊」とその送水を受けて、現場近くで放水線を敷く「中継ポンプ隊」に分かれて活動しました。


中継送水の工夫

 今年の訓練のポイントの一つにこの中継ポンプの設定があります。

 これは、元ポンプから送水されてきた水を中継ポンプで受ける際に、その圧力でポンプを損傷する可能性があるため、あらかじめ送水を逃がすルートを作っておくという「現場の知恵」です。

 大きな林野火災を幾度も経験してきた西京消防団主導の訓練だからこその発想だと言えるでしょう。


街区火災を取り囲むように放水

 中継ポンプから先は、唐橋分団と吉祥院分団それぞれが筒先を構えられるよう2線放水体形をとり、最終的に南、右京、西京の計6分団で街区を包囲するように部署しました。


 6口一斉放水によってある程度の火勢が収まった段階で、今度は筒先部署位置を移動して、再び一斉放水をします。

 こうして、大規模街区火災を少しずつ鎮圧していき、最終的に鎮火に至ったところで訓練は終了となりました。


検討会を実施。次の訓練にいかします

 訓練終了後、それぞれの消防団に分かれて訓練検討会をしました。

 検討会では本団も分団も分け隔てなく、屈託のない意見が交わされ、

「イヤホンの使用も考慮するべきだった。」「ホース延長してからもう一度整理をする必要がある。」といった反省や、

「ホースバックによるホース延長は何度となく訓練してきた。その成果が発揮できたと思う。」

「建物の角を曲がる際に、使い終わったホースバックを挟んでホースを保護していたのは良かった。」

「中継ポンプの受け口に分岐管を付けるというのは知らなかった。今後の訓練に取り入れたい。」

など、前向きな内容の意見も多く聞かれました。

 


 今回の反省と気付きを踏まえて、これからも、南消防団では分団員総員の災害対応能力向上のための訓練を継続させていくことを、山中団長以下訓練参加者全員で確認しました。

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お問い合わせ先

京都市 消防局南消防署

電話:075-681-0711

ファックス:075-671-1999