明成化学工業株式会社と合同消防訓練を実施しました。
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2023年6月9日
明成化学工業株式会社と合同消防訓練を実施しました。
右京消防署(署長:竹内 真一)では、令和5年6月4日からの危険物安全週間(令和5年6月4日~同月10日)に先駆けて6月1日に明成化学工業株式会社(京都市右京区西京極中沢町1番地)で消防訓練を実施しました。
消防訓練の状況
訓練当日は、明成化学工業株式会社の自衛消防隊のほか、見学社員約100名と右京消防署員17名が参加しました。
訓練は、工場内で危険物が流出し、構内を走行中のトラックの火花により火災が発生、負傷者が1名いるとの想定で実施しました。
訓練開始後、明成化学工業株式会社の社員が火災を確認し、大きな声で周囲に知らせました。その後、自衛消防隊が連携して119番通報と消火器及び屋外消火栓設備を活用した初期消火活動が実施されるとともに、負傷した社員の救護及び避難誘導活動が実施されました。
消防隊到着後は、自衛消防隊長が現在の火災の状況及び自衛消防隊の活動を的確に報告し、自衛消防隊と右京消防署の消防隊による一斉放水活動で訓練を終了しました。
負傷者の救出活動

初期消火(消火器)活動及び屋外消火栓設備を活用した放水活動


一斉放水活動

竹内署長による訓練講評
訓練終了後に、竹内署長が、「自衛消防隊等の活動は、安全で確実な操作と迅速で手際よく実施されており、何より真剣に訓練を実施され、大変頼もしく感じました。まずは火災を起こさないことが大切ですが、万が一火災等が発生すれば、消防隊が到着するまでに、いかに被害を軽減させることができるかが重要です。危険物の恐ろしさや作業工程の中で、注意するべきことは、皆様がよく知っておられると思います。今回の訓練をもとに、自衛消防隊の方だけでなく全従業員の方が、火災予防と災害発生時における活動を消防と一致団結して行い、さらに防火防災活動の取組を進めてください。」と訓練の講評をしました。

貴志宏史 代表取締役社長による訓示
貴志宏史 代表取締役社長が、「4年ぶりの消防訓練でしたが、手際よく活動され、非常にいい訓練でした。社員の防火防災に対するレベルの高さを再確認できました。近年、全国各地で大地震や雨による自然災害のほか、化学工場での火災が発生しています。自然災害については、年々被害が増大し、この4年間で状況は変化しています。この地域も新たにマンションが建設され、若い世代が多く住まれるなど、環境は変化しています。右京区内で事業を展開する事業所として、地域との共存や共栄ができるよう引き続き熱意を持って訓練に取り組んでください。」と社員に対して訓示をされていました。

お問い合わせ先
京都市 消防局右京消防署
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