電気コードから火災が!?
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2024年6月19日
桂徳小学校3年生が社会見学に来てくれました。
令和4年12月16日 桂徳小学校の3年生が、西京消防署に社会見学に来てくれました。
これは、「地域の安全を守る働き」という社会科の単元で学習する「火事をふせぐ」の授業で実施されるもので、消防車や器材の見学等を行い、火災を防ぐためにどのような仕事をしているかを学びます。
今回は、最近増加傾向にある電源コードからの火災について学んでもらおうと「電気火災教室」を併せて行いました。
電気火災教室開催!
子供達は、理科の授業で、乾電池とコードをつなげて電流を流す勉強をされ、電気を流すものや流さないもの等についても勉強をされていました。
電気火災教室では、始めに、子供達に電源コードを分解したものを見せ、銅線や被覆カバーの構造から、電気が通る道を確認してもらいます。
(銅線には電気が通って、被覆カバー(絶縁体)は電気を通さないよ!)
電気の復習をしたところで、実際に、電源コードからの出火を再現した実験を見てもらいました。
電源コードから炎が吹き上がる度に、子供達からは「こわっ!」との声が。
消防署員からの「みんなの大切なゲームも燃えてしまうよ。家に帰ったら、電源コードが下敷きになったりしてないか確認してね。」とのお願いにうなずいてくれていました。
電気火災教室のメニュー
「半断線」って何?
電源コードが家具等の下敷きになったり、ねじれや折り曲げの繰り返しで、電源コード内の銅線の一部がちぎれてしまうことです。電源コード内で電気がスムーズに通らないことで、発熱し、出火に至ります。
「短絡(ショート)」って何?
電源コード内で被覆が破れる等して、極性が異なる銅線が接触すると、大量の電気が流れるため、コードが発熱して出火に至ります。
「トラッキング」って何?
テーブルタップやコンセントとプラグの周辺にほこりがたまり、そこに水滴や湿気が影響して、プラグの刃と刃の間に電流が流れて火花放電を繰り返します。そうすると、刃と刃の間の樹脂部分が炭化して、電気が通るようになるために出火に至ります。
- コード(配線等)からの出火に御注意を!
電源コード等からの火災事例や注意点が紹介されています。
お問い合わせ先
京都市 消防局西京消防署
電話:075-392-6071
ファックス:075-381-1999