コード(配線等)からの出火に御注意を!
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2024年5月24日
コード(配線等)からの出火に御注意を!
コードが出火原因となる火災ってどんなもの?(あなたが使っているその製品でも!?)
コード火災の原因となるコードの損傷は、使用者の不適切な取り扱いによるものが約7割を占めています。また、出火したコードの使用年数も10年以上のものが大半を占めています。
このことから、コード火災は、その設置・取扱方法の改善や定期的な点検・交換で予防することができます。
(グラフ図はクリックで拡大できます。)
コードとは?
主に屋内配線、コード、器具付きコードなどの電線をいいます。
コードが出火原因となる火災はどんなときに起こるの?
コードの銅線や被覆の損傷により発熱や短絡(ショート)により出火します。
実際の火災事例
〇事例1(下敷き)
テーブルタップのコードがベッド下の衣装ケースの下敷きになっていたため、引出しの出入れの振動で半断線状態になり、短絡(ショート)して、火花が布団に着火、出火した。
〇事例2(踏みつけ)
食器乾燥機のコードをキッチンマットの下に設置していたため、炊事の際に踏みつけられ、コード被覆が損傷し、短絡(ショート)して、キッチンマットに着火、出火した。
☆対策
電気コードの上には、家具や家電等の重い物はもちろんですが、マットのような軽い物でも置かない。
〇事例3(屈曲)
電気あんかのコードが、ベッドから垂れ下がった状態で10年以上使用されていたため、その屈曲部のコード被覆が損傷し、短絡(ショート)により出火した。
〇事例4(束ね)
エアコン室内機のコードが、コンセントまでの余長を束ねて本体と壁の隙間に入れた状態で、20年間使用していたため、エアコン作動時の振動でコード被覆が損傷し、短絡(ショート)して出火した。
☆対策
電気コードに負荷をかける(ねじる、曲げる、巻き付けるなど)ことは控え、束ねたまま使用しない。
既存電気機器のコードを延長するため、コードの被覆を削り、2つ目のコードをねじって接続して使用していたところ、接続部が緩み発熱し、出火した。
☆対策
専門の資格を持っている電気工事士等に工事を依頼し、資格の必要のない工事にあっても、十分な知識と技術を持った者が行うこと。
☆上記以外の対策
コンセントから電気コードを抜くときは、コード部分は引っ張らず、プラグ部分をもって抜くこと。
製品によっては配線を通すための穴が設けられている場合があるので、取扱説明書を読み、正しく設置すること。
たこ足配線はしないこと。
- 配線器具の火災に注意!!!
- 束ねたコードの発火
- 点検しましょう、テーブルタップ
独立行政法人 製品評価技術基盤機構
コード以外も併せて確認
コンセントに長期間電源プラグを差し込んだままにしていると、コンセントとプラグの隙間に徐々にほこりが溜まり、そのほこりが湿気を吸収することで、電気が流れるようになり、火事に発展してしまう危険があります。
★対策
コンセントを定期的に確認し、プラグがゆるんでいないか、ほこりが溜まっていないか確認し、清掃等を行うこと。
電源プラグは差し込んだままにせず、使わない時は抜いておくこと。
火災危険チェック
下のイラストに潜んでいるコード火災の危険を探してみよう!
全部わかった人はコード火災の予防マスター!!!
お問い合わせ先
京都市 消防局予防部予防課
電話:075-212-6672 ※「消防用設備等に関する相談等」は、消防指導センターにお問い合わせください。 (075-212-6925(第一係)左京・下京担当)(075-212-6926(第二係)北・上京・伏見担当)(075-212-6927(第三係)中京・山科・右京担当)(075-212-6928(第四係)東山・南・西京担当)
ファックス:075-252-2076