長刀鉾を火災から守る消防訓練を実施!
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2022年7月25日
祇園祭の安全を願って
7月14日(木曜日)、下京消防署では、「夏の文化財防火運動」(7月12日~同月18日)の行事の一つとして、前祭の宵山期間で既にお祭りムード一色、厄除粽(やくよけちまき)を入手する長い行列ができている長刀鉾において、長刀鉾保存会自衛消防隊、近隣事業所、下京消防団豊園分団及び消防隊が参加し消防訓練を実施しました。
この訓練は、祇園祭期間中、山や鉾からの出火防止と関係者等の災害対応能力の向上を図ることを目的に、毎年実施しているものです。
今回の訓練は、長刀鉾の仮設電気設備から出火し、鉾収蔵庫に延焼危険があり、同収蔵庫内に逃げ遅れが1名いるとの想定で、近隣の大丸京都店、東横イン京都四条烏丸の従業員が消火器を持って応援に駆け付けるなど、長刀鉾保存会自衛消防隊と近隣事業所との協力体制が、より強固なものとなりました。
その後、消防隊が到着し、逃げ遅れの救出、模擬文化財の搬出及び放水活動を実施しました。
「疫病退散」を祈る祇園祭。人々が平穏な日常を願う思い、火事のない京都を目指す消防の思いを紡ぎ、貴重な文化財を火災から守る訓練を実施しました。
お問い合わせ先
京都市 消防局下京消防署
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