左京消防団・左京消防署が合同で山林訓練を実施しました。
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2021年12月13日
左京消防団・左京消防署が合同で山林訓練を実施しました!

令和3年11月14日(日曜日),左京区岩倉にある繁見峠付近にて左京消防団と左京消防署合同で山林訓練を実施しました。
当日は,天候にも恵まれ,左京消防団長(山本 和義),左京消防署長(奥田 浩喜)を訓練視閲者として,左京消防団の本団副団長4名指揮下に各消防分団員150名と左京消防署の要員27名が訓練に参加しました。
繁見峠付近にある山林中腹部から出火し,強風に煽られ延焼拡大中で,左京消防団長が署指揮隊長からの出動要請を受け,全分団が出動するという想定です。本訓練では,第1梯団14分団,第2梯団13分団が小型動力ポンプ等を活用し中継ラインを設営し,各梯団2線放水を実施しました。
今回の訓練は,令和3年度の査閲に代わる訓練として,当初5月に実施を予定していた訓練でしたが,新型コロナウイルス感染拡大により延期になっていたもので,今回ようやく実施できたこともあって,大変気合の入った訓練となりました。
分団到着報告

訓練開始報告後に各梯団長による下命
第1梯団の細川副団長と第2梯団の木村副団長からの報告を受けた岸本副団長が左京消防団長(山本 和義)及び左京消防署長(奥田 浩喜)に集結報告,その後,警防統括課長からの指示を受けます。その指示に基づき,各梯団長へ最終指示を出します。いよいよ訓練が開始されます。




各分団へ進入指示
最前線にいる岸本副団長の指示を受け,今井副団長が出動指示を出します。分団員の気合もさらに高まってきます。


水利部署
水源となる調整池に吸管を投入します。
落差は約4メートル,消防団の的確な判断が必要となります。消防団は土のう袋を活用し,こうした斜面においても水平に小型動力ポンプを設置していました。さらに水平器も持参し,ポンプが適正に設置されているかの最終確認にも余念がありません。
小型動力ポンプの水利部署完了すれば,ホースラインを延長していきます。分団員同士の連携が必要です。


ホース延長
ここからホース延長が実施されます。慌てることなく,ゆっくりとホース延長が行われます。ホースを5本程度延長したところに中継ポンプを設置していきます。


簡易水槽設置
繁見峠付近に簡易水槽を設置します。ここまでで元ポンプから中継ポンプ4台を設置して,簡易水槽に水を送ります。
第1梯団,第2梯団用として,2基簡易水槽を設置しました。水量はおおむね水槽8割程度にとどめます。


放水活動



左京消防団長,左京消防署長からの講評
鎮火から撤収完了後に,左京消防団長(山本 和義)及び左京消防署長(奥田 浩喜)から訓練講評を受けました。
今回の訓練では基準タイムを設けており,時間通りに無事訓練を終了することができました。


訓練終了報告
今回の訓練は査閲に代わる訓練ということで,総勢155名(団長,本団4名含む)の分団員が参加しました。
秋晴れの紅葉が色づく左京区において,各分団の小型動力ポンプ操作の手際の良さや活動する姿を見て,改めて左京消防団のレベルの高さを再認識できた訓練でした。

お問い合わせ先
京都市 消防局左京消防署
電話:075-723-0119
ファックス:075-723-1999