スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市動物園で動物脱出対応訓練実施!

ページ番号280661

2021年2月18日

脱走したツキノワグマを確保!

 令和3年2月8日(月曜日)に左京区の京都市動物園において,危険動物の脱出事故という緊急事態を想定した訓練が行われました。

 同園では毎年,動物脱出対応訓練を実施されおり,今年度は職員及び園内業者が参加しやすいように,休園日で実施され,今回は開園中に大規模な地震が発生し,クマ舎のガラスが割れ大人のツキノワグマ(メス)1頭が脱走したとの想定で,動物脱出対応訓練が行われました。

 地震発生後,3つの安全行動(ドロップ:姿勢を低く,カバー:頭を守り,ホールドオン:動かない)を1分間実施後,連絡警備隊は,緊急事態発生の園内放送,来園者の情報提供,避難誘導及び消防(消防職員が指令センター役となり対応)・警察等,関係機関への通報がされ,動物警備隊は,園外へ脱走しないよう捕獲器材の搬送,捕獲用のネット及び遮断網の設置などが行われました。また,動物捕獲隊では,麻酔銃を準備し,麻酔銃の発射可能場所を確認されていました。

 ツキノワグマの着ぐるみを着た職員が園内を逃げ回っていましたが,捕獲隊がじわじわとツキノワグマとの距離を縮め,吹き矢を麻酔で眠らせました。その後,刺股で捕獲し,無事に飼育室まで運ばれました。

 講評は園長,警察に続き,消防からは,管理棟の指揮本部だけでなく,現地本部も設けることで,より現場活動を集約でき,各隊へ適格に指示ができること,また,地震により火災が発生することも想定されることから動物脱出対応及び火災対応と併せた訓練を要望しました。

 職員の普段の訓練の積み重ねが万が一の時にいかされ,来園者及び地域住民の安心・安全な動物園が確保されていると感じた訓練でした。

脱走したツキノワグマ

脱走したツキノワグマ
脱走したツキノワグマ

バリカー,遮断網の設置

バリカー設置
バリカー設置
遮断網の設置
遮断網の設置

吹き矢を発射~捕獲~収容

吹き矢
吹き矢
確保
確保
搬送
訓練講評

訓練講評

ツキノワグマの「ほのか」

ほのか

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 消防局左京消防署

電話:075-723-0119

ファックス:075-723-1999