秋の火災予防運動・山科の緑を火災から守ろう

山科区は，周囲三方を山々に囲まれ，盆地の中央を清らかな川が流れる山紫水明の地です。山科消防署では，この大切な山々を火災から守ろうと，例年，桜と紅葉の時季に山林防火運動を実施しています。

山科区は，山々からの豊かな水の流れにより農耕作物に適した土壌で，今でも市街地の中に多くの農地が見られます。落ち葉も舞い散る季節を迎え，農作業等に伴うたき火も見られるようになりました。

今年，京都市内では，たき火に起因する火災が13件発生しています。また，たばこによる火災は22件発生しています。山林火災で原因の上位を占めているのは，たき火とたばこです。

そこで山科消防署では，秋の行楽シーズンを迎え，多くのハイカーが見込まれることから，紅葉で有名な毘沙門堂において，たばこのポイ捨てなどによる火災から山科の緑を守ろうと出火防止の呼掛けを行いました。

山科消防署のワン・ニャン消防隊と山科消防団やましな小町隊が「火の用心」を呼び掛けると，皆さん笑顔で「火事には気を付けます。」と応えてくれました。

紅葉の毘沙門堂も絶景ですが，桜の時季の琵琶湖疏水べりは，格別です。来年も，桜の時季にお会いしましょう。（ワン・ニャン消防隊より。）