消毒用アルコールの安全な取扱方法について
ページ番号270861
2020年6月4日
左京消防署(署長:奥田浩喜)では,新型コロナウイルス感染症を想定した「新しい生活様式」を踏まえ,対面による指導を控えた上で,危険物災害を未然に防ぐため,危険物の適正な取扱いに係る情報の発信を行っています。
今回は,消毒用アルコールの安全な取扱方法について,お伝えします。
消毒用アルコールを安全に使うために注意するポイント
アルコールは蒸発しやすく,常温で可燃性蒸気が発生します。アルコールから発生する可燃性蒸気は,引火の危険があります。可燃性蒸気は空気より重く,低いところに滞留しやすい性質があり,ガソリンや灯油と同様に消防法に定める危険物です。
そこで,次の点に注意し,安全に使用してください。
1 火気の近くでは使用しない
アルコールから発生する可燃性蒸気に,火気や電気火花で引火する可能性があります。
2 直射日光が当たる場所や,高温となる場所では保管しない
アルコールの温度が上昇すると,可燃性蒸気が発生しやすくなります。
3 消毒用アルコールの入った容器を落下させたり衝撃を与えない
アルコールが容器から流出し,可燃性蒸気が発生するおそれがあります。
4 密閉した室内で,多量の消毒用アルコールを噴霧しない
アルコールの可燃性蒸気が室内に滞留するおそれあります。
5 消毒用アルコールを容器に詰め替える場合
ア 漏れ,溢れ,飛散しないように注意する
イ 詰め替えた容器に,「消毒用アルコール」,「火気厳禁」などの注意事項を記載する
ウ 充分に換気が行える場所で行う
6 消毒後の注意点について
アルコールで手指を消毒した後,アルコールが十分に蒸発する前の喫煙やガスこんろ等の使用は火災ややけどのおそれがあるので,注意してください。
お問い合わせ先
京都市 消防局左京消防署
電話:075-723-0119
ファックス:075-723-1999