伏見消防団総合査閲を実施!!!
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2024年10月17日
5月19日【日】の早朝,京都龍谷大学南大日グラウンドにおいて,伏見消防団総合査閲が開催されました。
401名の団員が参加し,規律厳正な通常点検と,きびきびとした活発な行動のもと,小型動力ポンプを活用した消防訓練が行われました。
人員報告

村上伏見消防団長訓示
日頃は火災予防活動,また災害発生時の警防活動等,各学区の防火・防災活動に御尽力頂いていることに感謝申し上げる。
昨年は我が伏見消防団においても,火災をはじめとする災害に備えた活動に尽力したが,伏見区での火災発生件数は51件を数え,残念ながら前年比6件増となった。
我々,伏見消防団においても,このことを真摯に受け止め,引き続き自主防災会をはじめとした地域団体と一致団結し防火活動に取り組んでいく所存である。
昨年は,大阪北部地震,7月豪雨,台風21号をはじめとする台風の襲来など,次々と自然災害が発生し,各地で多くの被害をもたらし,伏見区内においても被害が出ている。
火災はもとより,近年毎年のように発生している自然災害は,想定を超える大きな災害となり,これまで以上に地域住民の方の消防団への期待は高まっている。
また昨今,地域コミュニティの希薄化に伴う消防団員の減少と高齢化が課題となっているとともに,社会での女性活躍や若者のボランティア活動への参加などが推進されている状況である。
これを受けて,伏見消防団では,消防団の更なる活性化を目指して,女性や学生,地域の事業所の従業員の方など幅広い方々の入団促進に懸命に取り組んでおり,その結果,4月1日現在の団員数は昨年に比べて76名増やすことができた。
引き続き,各分団が新たな力となる方々の入団促進に努め,来るべき大災害に備えてまいる。
結びに,新たな時代となったが,引き続き地域の皆様方の安心と安全を守り抜くため,伏見消防団一丸となって献身的に防火防災活動に取り組んでまいりたいと考えているので,団員一人一人が健康で地域のために一層活躍していただくことをお願いする。

来賓祝辞

通常点検

消防訓練


伏見消防署長訓練講評
皆さん伏見消防団総合査閲お疲れ様でした。日頃は火災予防活動,また災害発生時の警防活動等,各学区の防火・防災活動に御尽力頂いていることに感謝申し上げます。
皆様の活動を支えてくださっている御家族の皆様,また地域の皆様にも厚く御礼申し上げます。
また,本日は休日の早朝にもかかわらず,最後まで消防団員の雄姿に温かい声援と大きな拍手を送っていただきました御来賓の皆様に厚く御礼申し上げます。
21分団には,消防団の基礎となる通常点検と消防訓練を実施していただきました。
通常点検では,分団長指揮の下,チームワークのとれたきびきびとした動作で行動していただきました。また,消防訓練ではチームワークのとれた息が合った力強く素早い行動で実施していただきました。
いずれの分団もこの伏見消防団総合査閲に向けて連日連夜訓練を重ねてこられました成果が発揮されたと大変心強く感じております。
しかしながら,本日実施をしていただきました通常点検,消防訓練がゴールではございません。本日の訓練の成果を消防団活動の基礎として,これからさらに訓練を積み重ね,チームワークを一層固めていただき,万が一の災害時には,皆様方のけがのない活動をしていただきますよう,お勤めいただきたいと思っております。
消防団活動の基礎は,【安全,確実,迅速】ということで,何よりも【安全第一】でございます。皆様が健康でいきいき活動していただきますよう,伏見消防署としてもしっかりとサポートしていきたいと思っております。
また,2週間後に迫ってまいりました京都市消防団総合査閲に出場されます藤ノ森分団の皆様方におかれましては,非常に仕上がっている訓練を披露していただきました。残り2週間,今の成果をさらに磨きをかけていただいて自信を持って出場されれば,非常に素晴らしい結果が出るのではないかと期待をしているところでございます。
結びに,伏見消防団の皆様が一層団結をされ,さらに地域のために頑張っていただきますことを期待して,また,令和の時代を迎えまして災害のない素晴らしい時代になるよう,伏見区内が誰もがいきいきと暮らし,学びそして働ける地域になりますよう,消防団,消防署一丸となって取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。
また,本日御来賓の方々も今後のますますの御発展,御健勝を御祈念申し上げまして講評とさせていただきます。
本日は大変御苦労様でした。

市長メッセージ
本日は「伏見消防団総合査閲」が盛大に挙行されますことを心からお祝い申し上げます。
消防団員の皆様におかれましては,それぞれ仕事,学業,地域の活動などに励まれる一方,京都市民の生命と財産をあらゆる災害から守るため,昼夜を分かたず,厳しい訓練や地域に密着した消防団活動に取り組んでいただき,深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。
本日は,皆様の日頃の訓練の成果を十二分に発揮されますよう,御期待申し上げます。
さて,昨年は,大阪北部地震,7月豪雨,台風21号など自然災害が多発した年でありました。大阪北部地震は,阪神淡路大震災以来となる震度5以上の揺れを観測し,消防団員1,200名が応召し,災害対応に当たっていただきました。また,平成25年の台風18号を上回る雨量を記録した7月豪雨では消防団員1,991名,7月の台風12号から9月の台風24号までの4つの台風では,計4,241名の消防団員の皆様に昼夜を問わず,水防活動などに対処していただきました。
近年に例をみない災害が多発した年であったにも関わらず,京都市内では尊い命が守られ,一人として犠牲者がでなかったことは,「地域の安全は地域で守る」という市民の力,地域力のたまものであり,消防団はその中核として,常日頃から,京都の今と未来のために,一致団結して災害対応や,地域に密着したきめ細かな防火・防災活動を展開していただいているところでございます。
京都市では,これまでも消防団員の加入促進や活性化事業に力を入れて取り組んでまいりましたが,今後におきましても,消防団員の確保,消防団装備の充実など,消防団の充実強化に最善を尽くしてまいります。
結びに,消防団員とその御家族の皆様並びに御多忙の中,お集まりいただきました地域の皆様方の御健勝,御多幸を心から祈念いたします。
令和元年5月19日
京都市長 門 川 大 作お問い合わせ先
京都市 消防局伏見消防署
電話:075-641-5355
ファックス:075-643-1999