リチウムイオン電池からの火災に御注意を!
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2022年5月16日
リチウムイオン電池の火災ってどんなもの?(あなたが使っているその製品でも!?)
リチウムイオン電池とは?
一般に普及している他の電池(ニッケルカドミウム電池,ニッケル水素電池等)と比べて高容量,高出力,軽量という特徴があり,小型で大量の電力を必要とする製品に使用されています。
リチウムイオン電池は次のような製品に使われています。
・携帯電話の充電器(モバイルバッテリー) ・スマートフォン
・タブレット ・ノートパソコン ・電子たばこ
ほかの電池よりもエネルギー密度が高いため,過充電や過放電時に発熱し,最悪の場合,破裂・発火することもあります。
リチウムイオン電池による火災はどのような時に起こるの?
1 リコール製品を使用するなど,製品の不具合により出火した。
2 外部からの衝撃で,圧力が加わって変形したり,水が掛かったりして,内部でショートし異常発熱し出火した。
3 充電中に寝具がかぶさり,機器に熱がこもり出火した。
4 専用の充電器で充電しなかったため,過充電となり出火した。
5 スマートフォンのイヤホンジャックの清掃や,電池の交換をしようとした際に,鋭利な物を差し込んだため内蔵電池が損傷し,出火した。
6 長年使用したことによる経年劣化で出火した。
A 出火したスマートフォン
B Aのスマートフォンを分解したところ
実際の火災事例
事例1
スマートフォンを落としてしまい,その後,充電していると出火。
【落下による強い衝撃を受けたことでリチウムイオンバッテリーが損傷,短絡したことにより出火に至ったもの。】
事例2
電動アシスト自転車用バッテリーを充電中に出火。
【出力電圧が異なる充電器で充電したため,時間の経過とともに過充電となり,短絡し,出火に至ったもの。】
事例3
リコール製品を使用していると,突然出火。
【製造工程における不具合や伝導性異物の混入などにより,短絡し出火に至ったもの。】
リチウムイオン電池の火災を防ぐために…
〇充電器やバッテリーは製品に付属されていた物やメーカー指定の商品を使用すること。
非純正バッテリーの危険性について(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
〇膨張したり,異音,異臭がするなどの異常が生じた物を使用しない。
〇充電が最後までできない,使用時間が短くなった,充電中に熱くなるなどした際には,メーカーや販売店に相談する。
お問い合わせ先
京都市 消防局予防部予防課
電話:075-212-6672
ファックス:075-252-2076