リチウムイオン電池からの火災に御注意を!
ページ番号253413
2023年9月12日
リチウムイオン電池の火災ってどんなもの?(あなたが使っているその製品でも!?)
リチウムイオン電池とは?
一般に普及している他の電池(ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池等)と比べて高容量、高出力、軽量という特徴があり、小型で大量の電力を必要とする製品に使用されています。
リチウムイオン電池は次のような製品に使われています。
・携帯電話の充電器(モバイルバッテリー) ・スマートフォン
・タブレット ・ノートパソコン ・電子たばこ
ほかの電池よりもエネルギー密度が高いため、過充電や過放電時に発熱し、最悪の場合、破裂・発火することもあります。
リチウムイオン電池による火災はどのような時に起こるの?
1 リコール製品を使用するなど、製品の不具合により出火した。
2 外部からの衝撃で、圧力が加わって変形したり、水が掛かったりして、内部でショートし異常発熱し出火した。
3 充電中に寝具がかぶさり、機器に熱がこもり出火した。
4 専用の充電器で充電しなかったため、過充電となり出火した。
5 スマートフォンのイヤホンジャックの清掃や、電池の交換をしようとした際に、鋭利な物を差し込んだため内蔵電池が損傷し、出火した。
6 長年使用したことによる経年劣化で出火した。
実際の火災事例
事例1
スマートフォンを落としてしまい、その後、充電していると出火。
【落下による強い衝撃を受けたことでリチウムイオンバッテリーが損傷、短絡したことにより出火に至ったもの。】
事例2
電動アシスト自転車用バッテリーを充電中に出火。
【出力電圧が異なる充電器で充電したため、時間の経過とともに過充電となり、短絡し、出火に至ったもの。】
事例3
リコール製品を使用していると、突然出火。
【製造工程における不具合や伝導性異物の混入などにより、短絡し出火に至ったもの。】
リチウムイオン電池の火災を防ぐために…
〇充電器やバッテリーは製品に付属されていた物やメーカー指定の商品を使用すること。
非純正バッテリーの危険性について(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
〇膨張したり、異音、異臭がするなどの異常が生じた物を使用しない。
〇充電が最後までできない、使用時間が短くなった、充電中に熱くなるなどした際には、メーカーや販売店に相談する。
リチウムイオン電池の排出(廃棄)方法
市内においてリチウムイオン電池を適切に分別せずに排出(廃棄)したことにより、ごみ収集車やクリーンセンターにおいて火災が発生しています。
リチウムイオン電池の排出(廃棄)方法については、定められている方法により、適切に排出(廃棄)してください。
環境政策局のお知らせ
- 特に注意が必要なごみの分け方・出し方(PDF形式, 1.83MB)
リチウムイオン電池のほかにも、在宅医療器具、刃物類、スプレー缶やライターの排出方法が記載されています。
- プラスチック類の分別回収にご協力ください。(PDF形式, 1.29MB)
令和5年4月からプラスチック製品の分別回収がスタートしました。
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 消防局予防部予防課
電話:075-212-6672 ※「消防用設備等に関する相談等」は、消防指導センターにお問い合わせください。 (075-212-6925(第一係)左京・下京担当)(075-212-6926(第二係)北・上京・伏見担当)(075-212-6927(第三係)中京・山科・右京担当)(075-212-6928(第四係)東山・南・西京担当)
ファックス:075-252-2076