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京都市消防局

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しょうちゃんとプチのグラグラびっくり

ページ番号252743

2019年6月13日

しょうちゃんとプチのグラグラびっくり!(防災紙芝居)

「しょうちゃんとプチのおやくそく ~プチのしっぽがしましまになった理由~」(火遊び防止版),

「しょうちゃんとプチのかわあそび」(水災害・土砂災害版)に続く第3弾!

しょうちゃんとプチが地震を体験します。

地震を初めて知るしょうちゃんとプチは…

地震から身を守る方法や,家族でできる備えも紹介しています。是非御活用ください。

(実物の裏面には,指導のポイント等も記載しています。)

しょうちゃんとプチのグラグラびっくり!(表紙)

しょうちゃんとプチのグラグラびっくり!
~じしんはっせい どうなる?どうする?~


ぼくしょうちゃん。4才の男の子。

こっちにいるのは犬のプチ。

プチは消防犬なんだよ。すごいでしょ!

プチが消防犬になったお話は,また別の機会に。



しょうちゃんは,お父さんとお母さんの3人で住んでいます。

しょうちゃんの宝物は,ダルメシアンっていう犬のぬいぐるみで「プチ」という名前です。

電池が入っていて,頭をなでると「ワン!」と鳴きます。

しょうちゃんが,おうちでテレビを見ていたら,テレビから変な音が。

ティロン ティロン!

「緊急地震速報 強い揺れに注意してください。」

しょうちゃん「何だこの音は?」

お母さん「しょうちゃん!机の下に入って!」

と言って,あわてて火を消しました。

二人で机の下にもぐった時です。



ドスン!

グラグラグラ~

しょうちゃん「お母さん(涙)」

お母さん「しょうちゃん,大丈夫?今のが地震って言うのよ。

地面がグラグラ揺れて,今日のはまだ小さかったけれど,大きくなるとテレビやテンスが倒れてきたり,おうちがつぶれたりするの」

しょうちゃん「怖かった~」

お母さん「しょうちゃんは,今まで地震にあったことがなかったわね。

そうだ!今度のお休みの日に,市民防災センターに行ってみようか。

お母さんも行ったことがなくって,一度行ってみたかったんだ~」



次の日曜日,さっそく,家族みんなで京都市市民防災センターに行きました。

もちろんプチも一緒です。

消防のヘリコプターに乗ってみたり,台風のような風を体験してみたり,しょうちゃんもプチも大はしゃぎ。

そして,地震体験コーナーの順番になりました。

インストラクター「これから,震度5の揺れを体験してもらいます。」

防災センターのお姉さんが,説明してくれました。

しょうちゃん「しんど5?」

お父さん「地震の揺れの大きさを表しているんだよ。

しょうちゃんが生まれるかなり前に起きた阪神淡路大震災は,震度7でとても大きく揺れて,おうちやビルがつぶれたんだ。

たくさんの人が亡くなったり,けがをしたりしたんだよ。」

お父さんが教えてくれました。

お母さん「地震の後には,火事も起こって,町全体に広がってしまったの。

お母さんも,まだ小さい時だったけど,ニュースで見て,とても怖くなったのを覚えているわ。

しょうちゃん「そんなに大きな地震があったんだ!

でも,僕は,プチがいるから,どんな地震が起きてもへっちゃらだよ」



インストラクター「それでは始めます。」

ティロン ティロン!

お父さん「しょうちゃん!『緊急地震速報』って言って,この音は,地震が起こるかもしれないって合図なんだ。

だから,この音がしたら,すぐに机の下にもぐったり,頭の上に何かをかぶって,上から物が落ちてきてもケガをしないようにするんだよ。」

お父さんは,しょうちゃんに説明しながら,お母さんと一緒に,ストーブの火を消したり,キッチンの火を消していました。

ゴー

大きく揺れ始めると,3人とプチで机の下にもぐりましたが,あまりの揺れにしょうちゃんは机の脚を持てません。

しょうちゃん「プチ,怖いよ…」

プチ「消防犬でも,地震はどうにもできないんだわん…」



インストラクター「プチは,しっかりとしょうちゃんを支えてくれるわよ。

しょうちゃん,地震は止めることはできないけれど,地震が来るまえに準備しておくことで,ちょっとでも大丈夫になることがあるのよ。」

 



おうちに帰ったしょうちゃんたちは,家族のルールを考えました。

しょうちゃん「おうちにいるときじゃなくて,ぼくが,公園で遊んでいる時に地震があったら,どうしたらいい?」

お母さん「だんごむしみたいなポーズをして,頭を守ってね。

それに,倒れてきた物の下敷きになったり,落ちてくる物でケガをしないように,ブロック塀や建物からは,離れてね。」

お父さん「お父さんはお仕事に行ってるから,お父さんとお母さんの連絡は,伝言ダイヤルを使うよ。

お母さん「今度ある,町内の訓練にも参加してみましょう。」



さっそく,しょうちゃんとお母さんは,非常持出品を作り始めました。

しょうちゃんの好きなカレーも入っています。

しょうちゃん「今,食べたいなぁ…」

お母さん「消費期限が切れたり,必要な物が変わってきたりするから,毎年いちどは非常持出品の中身を点検して,入れ替えるといいわね。

カレーはそのときのお楽しみね。」

なんだかいいにおいがしてきました。

あれれ~

お父さんが,焼き鳥の缶詰を開けて,ビールを飲んでいます。

お母さん「こら!

いざというときに,食べるものがなくなるじゃないの!」

しょうちゃん「ずる~い」

― おしまい ―

「しょうちゃんとプチのグラグラびっくり!」はどうでしたか?

お話の中にもありましたが,地震はいつ起こるかわかりません。

緊急地震速報の音を聞いたり,揺れを感じたら,すぐに頭を守るポーズをしてください。

 ・ 机の下にもぐる

 ・ だんご虫のポーズを取らせる 

など,実際に体を動かせて印象に残るようにしてください。

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京都市 消防局消防団・自主防災推進室

電話:075-212-6692

ファックス:075-212-6958