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京都市消防局

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南ジュニア消防団2月学習会

ページ番号251212

2019年4月21日

京都市消防活動総合センターで救助訓練をしました(令和2年2月9日)

 南ジュニア消防団2月の学習会は,2月9日(日曜日),南区上鳥羽にある京都市消防活動総合センターで救助訓練を実施し,施設内で勤務している上鳥羽特別高度救助隊と,南第1消防隊の皆さんから,消防人としての心構えを教えてもらいました。

 「消防の基本的な心構えは「安全,確実,迅速(じんそく:速くすること)」です。火災現場でも救助現場でも,命の危険がある場所に行くことになるので,隊員自身がまず安全,確実でないと誰も助けることはできません。」と,救助隊長からの話を聞くうちに,まるでここが本当の災害現場のような緊張感が漂ってきて,ジュニア団員たちもいつにも増して真剣に訓練に取り組んでいました。

 まずは消防活動総合センター入口近くにある顕彰碑を参拝して,殉職された方々に敬意を表します。これは,消防職員や消防団員に関わらず,消防にたずさわる全ての人が必ず行わなければなりません。これも消防人としての心構えの一つです。


ロープ渡過訓練

 屋内訓練場に展張したロープを端から端まで渡る訓練です。

 事前に,自分の体重を支えるための「座席結び」をロープで作り,器具を使って,渡過するロープに設定します。

 それぞれの場面で「安全,確実」を確認しながら,渡過の準備をしていきます。


 いざ吊り下がってみると,下半身はしっかりと落ちないように設定しているものの,上半身を支えるだけでも自分が意外に重いことが分かりました。

 消防の心構え3つ目「迅速」は,「安全,確実」ができるようになって初めて考えることです。慣れてきてからタイム計測をして,渡過のタイムを競いました。
 最高で6秒台のタイムが出ると,周りから歓声が上がりました。

降下訓練

 訓練は,2班編成に分けて「ロープ渡過訓練」と「降下訓練」を同時進行して実施しました。

 1つの班が地上で「ロープ渡過訓練」をしている間,もう一方の班は2階からの「降下訓練」です。

 「安全!」「確実!」なんて言われるまでもなく,落ちたら本当にけがをしてしまうので皆に緊張が走ります。

 でも,救助隊や消防隊の皆さんが,ジュニア団員たちが怖がらないように優しく指導し,そして確実に確実を重ねて器具の設定をしてくれたので皆安全に降下することができました。


綱引き大会

 この日の京都は,今季初めて市内南部でも小雪が舞う寒い一日でしたが,屋内訓練場での訓練が一段落したころ,外には暖かい日が差すようになってきたので,最後は外に出て,救助車両を使って綱引きをしました。

 今日の学習会では,「安全,確実,迅速」の消防の心構えを学びましたが,最後はやっぱり「チームワーク」

 特別高度救助隊員でも消防隊員でもジュニア消防団員でも,一人一人の力はそれほど変わらない小さなもの。

 みんなそれぞれの個性を発揮して,みんなで力を合わせることが大きな困難に立ち向かうための,もっと大きな力になります。

 南ジュニア消防団員の皆さん。これからも毎月の学習会でいろんなことを学んで,大人になった時にそれを役立てられる人になってくださいね。


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