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京都市消防局

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南ジュニア消防団12月学習会

ページ番号251210

2019年4月21日

南消防団機甲分団を見学させてもらいました(令和元年12月15日)


 南ジュニア消防団第2期生の今年最後の学習会は,南消防団機甲分団を見学するため,「株式会社日本サルベージサービス」さんにお邪魔しました。

 機甲分団とは,地域(概ね学校区ごと)を一つの単位としてそれぞれに組織されている「基本分団」と違い,大災害や消防局の機材で対応できない救助現場などがあった時に,京都市消防局からの要請を受けて,特殊な車両で現場へ駆け付け,活動してもらう事業所のことです。

 南消防団には,今回お邪魔した「株式会社日本サルベージサービス」さんなどが入っていただいており,大事故の現場などに実際に出動していただいています。

「クレーン車って何?」


 まず初めに,スライドショーを見ながら株式会社日本サルベージサービスの歴史と,クレーン車について教えてもらいました。

 株式会社日本サルベージサービスは創業から60年以上(1958年創業)になる,クレーンを扱う会社の中でもとても歴史のある会社です。
 まだ日本に「駐留軍」というものがあった頃,今とは違って道路はほとんどが土の道ばかりで,路肩から落ちる車も多かったそうです。
 そんな中,駐留軍から払い下げを受けたクレーン車で,そういった車を救助するために設立されました。

 京都市消防局との協定を結んだ昭和39年(1964年)頃はまだまだそういった現場も多かったようですが,現在は工事現場などに特殊車両を派遣して建築資材などを動かす作業が主な仕事だそうです。
 しかし,それでも時々発生する交通事故や大規模な自然災害で京都市消防局が対応できないときには,現場へ急行していただき,重い車や倒れた木や塀などを動かしてもらっている,頼りになる存在です。


 また,スライドではクレーン車を運転している時の死角(見えないところ)の話も教えてもらいました。
 もともとが作業現場で働く車なので,道路を走るのにはあまり向いておらず,運転席に座ると周りの状況はほとんど見えないそうです。
 特に小さな子供さんは見にくいようで,「どうか皆さんも,走っているクレーン車を見つけても近寄らないでくださいね。」と,教えてもらいました。

実際に,クレーン車で車を吊り上げてもらいました


 スライドショーが終わると,いよいよ車両の見学です。
 外に出ると,大きなクレーン車が準備万端で待っていてくれました。

 目の前で,重さ3トン以上(一般的な乗用車2台分!)もあるフォークリフトがあまりにも軽々と持ち上げられる様子は,大人が見ても少し不思議な光景でした。 

高所作業車に乗せてもらいました


 続いて,皆で高所作業車に乗せてもらいました。
 この広いデッキ部分に,機材なども合わせて合計1トンもの物や人を乗せて,20メートル以上の高さまで持ち上げることができるそうです。


 この日はとてもいい天気で,空気も澄んでいたので,京都タワーが,まるですぐ近くにあるような錯覚を覚えました。

 この後,また室内に戻って,お世話になった皆さんにお礼を言い,この日の学習会は終了しました。

 次回1月の学習会は京都市消防出初式に参加します。
 ジュニア消防団員の皆さん,風邪などをひかないように気を付けて,また来月も元気な顔を見せてくださいね。

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電話:075-681-0711

ファックス:075-671-1999