H29.10.19 バス事業者と合同で集団救急救助訓練を実施
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2023年6月16日

山科消防署では,マネジメントプランに掲げる「交通の動脈を守る訓練の実施」の一環として,京阪バス株式会社山科営業所(山科区大宅古海道町67番地の1)において,同事業所との合同集団救急訓練を実施しました。
訓練に先立ち,バス事業者からバスの基本構造等に関する講義を受けました。消防隊員たちは,非常口の操作方法や燃料タンクの位置など,バスに対する消火や救助に必要な知識を習得するとともに,バスが絡む災害での活動をイメージしながら真剣に講義を受けていました。
訓練想定は,「バスを含む車両数台の交通事故が発生,負傷者が複数名ある模様」,京阪バス山科営業所職員約20名と,消防車両7台(指揮隊車2台,消防車2台,救助車1台,救急車2台)が参加しました。
消防局が定める集団救助救急活動マニュアルに基づき,各部隊が,傷病者の救出及び誘導,重症度の判定と搬送順位を決めるトリアージ,指令センター,医療機関及び事業所職員との連携による情報集約等,それぞれの役割分担を確認しながら訓練を進めます。
小雨が降るあいにくの天気でしたが,実際のバスを使用した臨場感あふれる有意義な訓練を実施することができました。
訓練の様子を写真でご紹介します。

京阪バス職員からバスに関する講習を受けます。

訓練開始,路線バスに乗用車が衝突し,負傷者多数が発生しているとの想定です。

運転席で意識を失うバス運転手

バスの中には多数の負傷者がいます。

消防隊が現場に到着,状況の確認を行います。

バスに衝突した乗用車の内部を確認する消防隊員

併せて,バスの内部の状況を確認します。

別の部隊が応急救護所となるエアーテントを設営します。

担架等器材を搬送する救急隊

火災の発生に備えホースを伸ばす消防隊

隊長同士で情報交換しています。

救急指揮本部では負傷者の情報を集約します。

救助隊長が車内の負傷者の状況を確認

救助隊が油圧救助器材を使用して開かなくなった車両の扉をこじ開けます。

事故車両から救出される負傷者

応急救護所内の様子

救急指揮本部の様子

負傷者のトリアージの様子。重症度はシートの色で区分します。

最後に京阪バス株式会社山科営業所所長から訓練講評を頂きました。
お問い合わせ先
京都市 消防局山科消防署
電話:075-592-9755
ファックス:075-591-1999