平成29年3月号 人事課通信
ページ番号214823
2017年3月1日

今年度,全国8会場で総務省消防庁が主催する女性向けの消防職説明会が実施されました。
去る12月17日,京都市勧業館みやこめっせにおいて,この全国8会場のアンカーとなる,近畿及び東近畿地区のイベント
が実施されました。京都市消防局からも女性消防吏員が講師や案内役として参加しましたので,その模様をレポートします!

師走の京都という寒い時季にも関わらず,67名もの方に来場いただきました!
来場者はまず講演会場に着席し,オープニングムービーの鑑賞,基調講演とパネルディスカッションを聴講しました。
基調講演の講師を担当したのは,京都市消防局の,西京消防署予防課長である福田消防司令長です。まだまだ緊張の
ほぐれない来場者に,消防の紹介や仕事の魅力,やりがいについて,柔らかな京都弁で話され,ようやく和やかな雰
囲気に。記者は「さすがだなぁ」と感嘆していたのですが,実は聴講席が女性ばかりという消防ではあまり見掛けない
状況に緊張しておられたとのこと。これから少しでも女性を受け入れやすい環境を作っていきたいと,実施する側も勉
強です。
その後,別の消防本部から消防隊・救急隊業務など,それぞれの分野を代表して一人ずつが壇上に上がって,質問
に答えるパネルディスカッション。ここで消防にも様々な業務があり,それぞれのキャリアによって進む道は多様である
ことが説明されました。
講演会場を後にした来場者は,各消防本部の説明ブースや,職種別座談会ブースへと進みます。15分ごとのローテ
ーション制で,各消防本部の採用状況や勤務条件等の説明を受けたり,気になる職種の女性消防吏員に体験談を聞い
たりと,情報収集。
19の消防本部が出展しているので,出身地やその近隣,通学する学校の管轄地など,いろいろ比較できるから来場者
には便利かも…。京都市消防局のブースでも,街の魅力や女性の採用状況について少しでもお伝えできるよう必死です。
職種別座談会ブースでは,志望動機はもちろん,交替制勤務における勤務時間の例などの女子会トークが繰り広げられ
ていました。

来場者67名のうち,更に施設見学を希望する方38名を京都市消防学校に御案内し,実際に採用後に使用する訓練施設
や寮などを御覧いただきました!
イベント会場で基調講演とブース説明を実施した女性消防吏員に加え,消防学校では女性消防隊員・救急隊員の2名がお
出迎え。
学校内の見学の後,消防隊の装備や救急車に積載されている器材を見てもらいながら,それぞれの業務について説明し
ました。
最後は男性の職員を完全に教室からシャットアウトし,女子会!!消防という男性の多い職場で女性として困ったことはな
いか,消防士として活動するのに男性と同じ体力レベルが必要なのか,消防学校では男女平等に訓練を受けると聞いたが
本当に付いていけるのかなど,女性同士,様々なお話をしていました(余談ですが,記者は女性です。御心配なく…。)。盛
り上がり過ぎて予定時間をややオーバーしましたが,少しでも疑問や不安を解消してもらえたらと,話をする職員にも熱が入
りました。
この後,更に希望される方には,最寄りの伏見消防署を御案内し,消防車両や消防署内を御覧いただきました。最後まで
お付き合いくださった皆さん,遅くまでありがとうございました!!
消防という職業が女性にとってもっと身近に感じてもらえるよう,今後も情報発信を続けてまいります。
以上,現場からお伝えしました♪

お問い合わせ先
京都市 消防局消防学校教育管理課
電話:075-682-0119
ファックス:075-671-1195