消防ヘリコプター「あたご号」ヘリサットシステムの運用開始

　大規模災害が発生した場合，被災地映像をヘリコプターから通信衛星に直接伝送する技術（通称：ヘリサットシステム）を，消防ヘリコプター（あたご号）に実装し，平成25年4月12日から運用を開始しました。

　従前は，ヘリコプターから撮影した映像の電波は，一旦，地上のヘリコプターテレビアンテナ設備で受信して通信衛星に中継していたため，アンテナ設備がカバーできない空白地帯が全国各地に存在していました。

　ヘリサットシステムでは，映像を通信衛星に直接伝送できるため，日本中どの地域が被災しても，被災地映像が伝送できるようになりました。