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京都市消防局

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平成28年9月号 わが社の防火防災自慢

ページ番号204169

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2016年9月1日



 空港や港のない京都市において唯一の玄関口と言える京都駅ビルは,東西に約478メートルの細長い長方形の敷地に,地下3階地上16階建て,延べ床面積247,940平方メートルという市内では最も大きなビルとして,駅,百貨店,ホテル,専門店街,地下街,劇場,駐車場等を存し,南北を結ぶ自由通路として,西側のビル2階を貫く通路及び東側の地下2階を貫く通路の2箇所があり,敷地北側の駅北口広場に面する1階中央コンコースを中核に,全体が連続する建物となっています。

 京都駅ビルは,西日本旅客鉄道株式会社及び当社の区分所有となっていますが,設置された防災施設や消防用設備等の保守・管理の役割は,全て当社が担っています。



 京都駅ビルは,ビル内を専有する事業会社の6社が,各々,防火防災管理責任を担っていることから,その6社の管理権原者により共同防火防災管理協議会を構成し,「京都駅ビル全体に係る消防計画」を定めています。

 平成25年の消防法改正に合わせ,この消防計画を全面改正し,当社の防火防災管理者が統括防火防災管理者となって,各事業所の日常の防火防災に関する防火防災管理者への指示や助言体制を整え,火災等の災害時の自衛消防活動においては当社の自衛消防本部からの各事業所の自衛消防活動に関する要請,指示の体制を定め,より効率的な初期の活動等ができるようになりました。


 全体に係る消防計画では,6社の防火防災管理者が集まる「京都駅ビル防火防災連絡委員会」を設置し,毎年7月と12月に開催する定例会では,所轄の下京消防署員の方々にお越し頂き,各社の防火防災に関する取組や課題を出し合って,指導や助言,新しい防火防災の情報などの提供を受けています。

 竣工後20年を間もなく迎える京都駅ビルでは,建物の補修,施設,設備の更新,店舗の入れ替え,リニューアル工事などの機会が増えていることから,それらの情報の共有と危険性の周知などについては,その都度,統括防火防災管理者の判断で臨時会を開催し,お客様の安全に齟齬(そご)を来たさないよう,努めています。


 平成9年に竣工した京都駅ビルの消防用設備等のうち,主に電気関係となる総合操作盤,自動火災報知設備,非常放送設備,消火活動支援パネル(京都駅ビル独自の設備で,公設消防隊の活動に必要な建物情報等を表示する装置)及び昇降機監視盤を平成26年度に更新しました。既存の設備の更新のみではなく,より情報量の増加と安全への信頼性を高めるため,主に次の3点の工夫を行いました。

  1. 中央,ホテル,百貨店の3防災センターの全てに消防・防災監視・制御用の総合操作盤及び昇降機の監視盤を,同一デスク上に並列配置して警備員の視認性を高め,さらに,3防災センター間を光LANで接続し,お互いの代替機能を持たせました。
  2.  鴨川氾濫による京都駅ビル地下1階の中央防災センター浸水を想定し,E階(建築基準法上の4階)に自動火災報知設備のインターフェイス盤及び放送設備用アンプを新設しました。
  3. 消火活動支援パネルを非常用エレベータ1階の附室8箇所に設置し,総合操作盤と同一の,建物や災害に関する情報を瞬時に提供できるようにしました。

 なお,これらの革新的な取組及びホテル,百貨店,駅などの無休の事業所の営業に支障を来たすことなく,1年間という短期間で工事を完了させた実績に対して,平成27年度「優良消防用設備等消防庁長官表彰」を受賞しました。


 国際観光都市・京都の玄関口ということから,近年は外国からの観光客も含め,京都駅ビルの利用者は増加の一途を辿っています。これらのお客様の安全についての取組にこれで十分というレベルはなく,危機管理に関する課題の発見に努め,その課題への対応をハード,ソフトに分けて検証を続ける毎日ですが,さらに大規模地震災害や水災害時に京都駅周辺に溢れる帰宅困難者への対策など新たな取組も進めており,京都府や京都市,消防署,警察署などとの連携を密にして,より一層の安全化を進めていきます。

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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195