南少年消防クラブ7月学習会
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2017年3月9日
水災害対応研修を実施
7月26日(火曜日)に7月の学習会として,京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリーで水災害対応研修を実施しました。
南区には桂川や鴨川が流れており,平成25年の台風18号では浸水する被害もありました。クラブ員は,自分たちのまちで,いつ起こるか分からない水災害対応への気持ちを新たにしました。
流水階段を上がる体験や浸水ドアを開ける体験では,実施することの大変さを身を持って感じ,早目の避難の必要性を勉強しました。
水災害についての講義
研修会のはじめに川池健司准教授から,近年,時間雨量50㎜以上の大雨が降る回数が増加していることや,過去の水災害の被害状況を,写真や動画を交えて講義いただきました。
降雨流出体験
山間部に降った雨が,どのように集まって下流へ流れていくのを見学しました。山の斜面を流れた小さな谷水が,下流では河川から溢れてしまいまいました。
流水階段歩行体験
水が浸入し,滝のようになった階段からの避難を体験しました。
勢いよく流れる水に足を持って行かれないように,手すりを力いっぱい握って階段を上がりました。
「水の泡で真っ白になって段が見えなくて怖かった」「水圧で足を上げるのがしんどかった」と,水の流れる階段を避難することの困難さが分かりました。

浸水ドア開閉体験
水深20㎝ではほとんどのクラブ員がドアを開けることができましたが,水深が30㎝になると,ドアを開けられるクラブ員は僅かで,水深40㎝になると,1人では開けられず3人で何とか開けられました。
また,途中までしか開けられなかったドアが,勢い良く閉まるのを見て,水圧の強さと怖さを体感しました。

お問い合わせ先
京都市 消防局南消防署
電話:075-681-0711
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