たばこ火災に注意しましょう!
ページ番号202059
2021年11月22日
皆さん,火災原因で1番多いのは「放火」と御存知の方も多くいらっしゃると思います。
では,2番目に多いのはなんでしょうか?
答えは「たばこ」です。
言い換えれば,放火以外に一番多い火災原因はたばこによる火災です。
たばこ火災を防ぐため次のことに注意しましょう!
たばこの火災は,いきなり炎が立ち上がるのではありません。布団や畳などにたばこの火種が落ちると,これらの着火物が無炎燃焼(炎を出さずに炭化が進む)を継続します。そして,ある程度燃えた後,空気の流動など燃焼の条件が整うと,炎となって燃えあがります。
寝たばこは絶対にやめましょう
寝具類や周りの紙類などの上に落ちたたばこの火種で火災になる危険があります。
寝ている間に,たばこの火種が布団等に落下すると,無炎燃焼が広がり,気付かないままに火事になります。そして焼死につながることもあります。

灰皿に水を張り,確実にたばこの火を消しましょう
灰皿代わりにペットボトルなどを使わないようにしましょう
灰皿内に吸い殻を溜めないように,こまめに清掃しましょう。
吸い殻は,ごみ箱などに直接捨てないようにしましょう。また,灰皿に溜まった吸い殻も,そのまま捨てずに水で確実に消すなどしたうえで,捨てましょう。

喫煙場所を決めましょう
くわえたばこはやめましょう。
ポイ捨てはやめましょう。

就寝前や出掛ける前に,たばこの火が確実に消えているか確認しましょう
たばこの火災は,無炎燃焼を継続した後,時間が経って燃え出します。
消したつもりで,就寝したり出かけたりすると,その時は大丈夫でも,後から火災になることになります。
吸い殻は水で消すなど,確実に消火しましょう。
住宅用火災警報器を設置しましょう
たばこによる火災は,火災になる前に多量の煙が出ます。また,煙が出てから発火するまで時間がかかります。
発火する前に火災に気付けば容易に火を消すことができます。
少しでも早く火災に気付くため,住宅用火災警報器を設置しましょう。
焼死者防止に住宅用火災警報器は有効です!
たばこ火災の事例
・灰皿に溜まった吸い殻を,紙屑などと一緒にごみ箱に捨てていたが,吸い殻に火が残っていたために,その火がごみ箱内の紙屑に着火し,火災となった。
・寝起きに吸ったたばこの火種が布団の上に落ちたのに気付かず,そのまま布団をたたみ,押し入れに収納して外出した。その後,留守宅の押し入れのふとんから出火し,火災となった。
たばこ火災になる様子
たばこから火災になる画像,映像が御覧いただけます。
映像はこちらを御覧ください
お問い合わせ先
京都市 消防局南消防署
電話:075-681-0711
ファックス:075-671-1999