スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

(P32)北消防団の概要

ページ番号193567

2023年7月26日

(P32)北消防団の概要


北消防団の概要(P32)

消防団のあゆみ

 江戸時代,京都には,主に禁裏(御所)の防衛に当たっていた「定火消し」と各町で組織されていた「町方火消し」があったといわれています。この「町方火消し」が明治9年に「消防組」,昭和13年頃から「警防団」に改組され,昭和23年に「消防団」となって今日に至っています。

 このように,京都市の消防団は,その前身となる町方火消しが誕生してから300年余りの長い歴史と輝かしい伝統に支えられています。

当時の状況

 自治体消防の発足とともに,第二次世界大戦中に日本の国土防衛を担っていた警防団が,昭和23年の消防団令により廃止され,消防団へ変わることとなりました。

 京都市では,昭和23年6月に京都市消防団条例が制定され市内の6消防団が新しく誕生し,昭和30年9月には,上京区から北区が分区したことに伴い,北消防団が発足しました。

 昭和31年から始まった「無火災都市の実現」という京都市消防局の行政方針とともに,消防団体制も大きく変わることとなり, 従来の災害現場活動体制を中心とした体制から,その地域の消防事象に対応した,予防活動,災害現場活動の両面に即応できる消防団体制に改革整備されました。

 消防団は自治体消防発足以来,郷土愛護の自主的精神に基づき,地域の自主防災リーダーとして,平常時には火災予防の推進に努めるとともに,災害時には第一線での活動の一翼を担い,社会の進歩発展に対応して,資質の向上を図り,体制の充実に努力が重ねられています。

現在の消防団

 京都市の消防団は,各行政区に設けられた11の消防団と概ね学区単位に設けられた205の消防分団,また,特定の活動のみを行う機甲分団,応急救護分団をもって組織しています。

 消防団は,消防署との力強い連携により,火災,震災その他の非常災害時における警戒防御活動を行うとともに,市民の防火,防災に対する意識や対応力を高めるため,昼夜を分かたず活動しています。

消防団員の要件

 消防団は,特別職の地方公務員です。消防団に入団するには,年齢が18歳以上で,行政区単位の各消防団の管轄区域に居住又は通勤(通学)していることが必要です。(日本国籍を有する方に限ります。)

消防団の組織と階級

 消防団は,消防団本部と分団で組織されています。

 市長から任命された消防団長は,市長の承認を得て消防団員を任命します。消防団員は,団長,副団長,分団長,副分団長,部長,班長,団員の7つの階級に分けられ,災害現場活動等での指揮命令系統が明確にされています。


消防団の活動

平常時

 地域の防災リーダーとして,自主防災組織など地域住民の災害対応力を向上させるために指導や訓練を行うとともに,地域の訪問防火指導や巡回パトロール,応急手当の普及啓発等を実施しています。

災害時

 火災現場では,警戒区域の設定と群衆整理,人命救助と避難誘導,物品の搬出と保護,飛び火の警戒,消火活動の支援,鎮火後の警戒などを行います。また,火災の状況により,配置機材を活用した消火活動を行って,早期鎮圧を図り,消防隊と協力して活動を行います。

 また,震災その他の非常災害時には,市内の全消防分団に配備した小型動力ポンプや救助機材などの装備を活用して,震災その他の大規模な災害時に消火活動や救助活動などを行います。

現在の北消防団


 ↑クリック!

歴代の消防団長



発足60周年を記念して「北消防団区民ふれあいフェスタ」を開催!

 10月4日の日曜日,さわやかな秋晴れの中,北消防団発足60周年記念事業として,「北消防団区民ふれあいフェスタ」が実施されました。

 このイベントは,北消防団員が北区民の皆さんと触れ合いながら防火,防災について学んでいただき,さらに消防団について知っていただくことを目的に,上賀茂神社で開催させていただいたものです。

 まず,消防音楽隊とのぼり旗を掲げた北消防団員により参道をパレード。

 最初のイベントとして,来賓の皆様,消防団員,区民の皆様に御協力をいただき,60周年の「60」を人文字で作って消防ヘリコプターから撮影しました。

 その後,各ブースやふれあいコーナーがオープンし,コーヒーの提供や,豚汁・アルファ化米コーナーには区民や観光客の皆様にたくさん並んでご賞味いただいたほか,防災頭巾,応急手当コーナーでは,イザというときのため,皆さん真剣に取り組んでいただきました。

 また,ステージでは平山みきさんの歌,漫才・落語,たかつかさ児童館のちびっこによる和太鼓や,分団員によるバンド演奏に続きウクレレ演奏の披露,○×防火防災クイズなど,楽しい出し物が目白押しで,参加していただいた方には,大いに楽しんでいただきました。

 消防団車両の展示やこども用消防車の体験,また,消火器的当て・サッカー的当てのコーナーはちびっこに大人気で,最後まで賑やかな声が響いていました。

 北消防団発足60周年。このイベントを通じて,これからも「地域のために貢献する北消防団」としての意気込みを区民の皆様に感じていただけた1日でした。


 更に詳しいフェスタの情報は↑(画像)をクリック!

非常災害訓練の様子

 北消防団では,阪神・淡路大震災を契機に,毎年1月17日前後の日曜日を「震災メモリアルデー」として非常災害訓練を実施しています。

 今年の1月17日も,午前7時に花折断層系直下型地震が発災,北区内の数カ所で火災が発生したのち,大規模な街区火災に拡大中であるため,北消防団の総力を結集して防御活動を行うという想定で実施されました。

 まず,各消防団員は,各分団器具庫等に全員応召し,その後,防御活動に加わる消防団員が上賀茂橋南側右岸に集結。

 1月の冷え込んだ朝もやの中,小型動力ポンプ7台を活用し,各分団が協力してホースラインを設定し,各ポンプ2線放水を実施しました。

 阪神・淡路大震災から21回目を迎えたこの日,力強い活動を実施した北消防団は,更に区民皆様の安心安全の確保に努めていく決意を新たにしました。






このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 消防局北消防署

電話:075-491-4148

ファックス:075-492-1999