新消防指令センターの運用開始
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2017年2月22日
平成27年6月2日から,「新消防指令センター」の本格運用を開始しました。
消防指令センターは,火災・救助・救急の119番通報の受付から,災害場所の決定,出動部隊の編成と出動指令,現場活動の支援などを一体的に行う,消防活動の中枢を担う重要な施設です。
今回の整備では,増加する救急需要や,地震や風水害など大規模災害に的確に対応していくため,「情報収集機能」と「情報共有機能」を強化しています。
1. 情報共有と指揮機能の強化
災害現場の指揮者にノートパソコンやタブレットを配備することにより,例えば,火災現場等で必要となる地図,航空写真,危険物等の保有情報,高所カメラやヘリテレビ映像などを,消防指令センターからリアルタイムで送ることができるようになりました。
また,反対に,災害建物の裏側など現場指揮本部から死角となる場所をタブレットで撮影し,その映像を「現場指揮本部」や「消防指令センター」に送り情報共有することで,部隊増強等のより適切な判断と活動方針の決定が可能となりました。
2. 消防指令センターの機能強化
119番通報を受信する「指令台」を7台から9台に増設したほか,1台の指令台を2分割して2人で運用する「大規模災害モード」を搭載し,大規模災害時には最大18の指令台で,災害受信・出動指令の発令等を行うことができるようになりました。
また,新消防指令センターは,床面積を約3割(170㎡⇒230㎡)増加したため,大規模災害時に職員を非常召集した場合の活動スペースなどが確保され,災害処理能力が格段に向上しています。
その他,消防指令センターの前面に,110インチの大型スクリーンを5面配置し,災害活動に必要な情報を一目で確認できるようにすることで,情報収集機能の強化を図っています。
3. 迅速な病院選定による救急活動の効率化
全ての救急隊にタブレットを配備し,傷病者の救護場所においても,救急病院の収容可能状況等を確認することができるようになりました。これにより,迅速な病院選定が可能となりました。


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