ページの先頭です
ページ番号358089
2026年10月9日

前田珈琲は、1971年(昭和46年)に京都・大宮高辻で創業し、半世紀以上の歴史を重ねてきた京都の老舗喫茶店です。「コーヒーを通じて全ての人に感動と喜びと幸せを」という理念を掲げ、現在も地元住民をはじめ、多くの人々に愛され続けています。
今回お話を伺ったのは、前田珈琲の代表取締役であり、京都府喫茶飲食生活衛生同業組合の理事長も務める前田剛社長。喫茶店一家に育った前田社長が、家業を受け継ぎ、さらに中京区の街の中でどのように独自の魅力を広げていったのか、その歩みと店づくりへの想いを伺いました。
前田社長が本格的に店づくりに関わるようになった原点は、27歳の時に遡ります。「京都芸術センター」内への店舗オープンの運営に携わったことがきっかけでした。
この挑戦を通じて、前田社長は「文化芸術と喫茶店とのかかわり」に深い興味を抱くようになります。
その後、京都文化博物館、京都国際マンガミュージアム、そして元離宮二条城といった、京都を代表する歴史的建造物や文化施設にも、店舗を展開していきました。
文化財であるため、建物の保存という観点から、営業にあたっては日々細心の注意を払い、気を遣うことが多いと言います。また、このように複数の文化施設へと出店を広げるなかでも、前田社長は「目の届く範囲」で商いを行うことに重きを置いています。

前田社長が店づくりにおいて最も大切にしているのは、お客様を「いらっしゃいませ」ではなく、「おはようございます」と迎えること。「お店ではなく、地域の人々にとっての公共の場所、いうなれば銭湯のような立ち位置でありたい」と前田社長は語ります。
そうした温かい日常を生み出すために、店舗では常連のお客様がいつも座る場所や、ご注文されるメニュー、コーヒーのクリームの有無、いつも読まれる新聞の種類までを細やかに把握すること、そしてお客様同士のコミュニケーションを大切にしています。
その温かさは、店を支える「人」のつながりにも現れています。働くスタッフには、子育てが落ち着いたパート社員が多く、その中には「学生時代に前田珈琲でアルバイトをしていて、また戻ってきた」という人も少なくありません。こうしたパートさんたちは、現在ともに働く大学生アルバイトにとって、まるで「京都のおかあさん」のような存在になり、店舗の中に温かなコミュニティを形成しています。
また、京都の喫茶店には、お互いをリスペクトし合う温かな「つながり」の歴史があります。同じ中京区にある「六曜社」の3代目・奥野薫平さんも、かつて約七年間前田珈琲で修業を積んだ後に実家に戻られたという経緯があります。
前田社長はこうした「人と人とのつながり」を大切にしながら、次世代へ向けた様々な取り組みも行っています。龍谷大学や京都産業大学に店舗を展開し、働く学生たちに労働以上の学びを得てほしいと願うほか、京都工芸繊維大学の学生とコラボレーションして、コーヒーのドリップ後に出る「コーヒーかす」を農業に活用する「循環型」の取り組みも進めています。
さらに、地元の中学生のチャレンジ体験も積極的に受け入れるなど、地域社会の育成にも深く関わり続けています。

区民の皆さまにとって、前田珈琲が「お店」ではなく、気軽に集い、語り合える地域の居場所でありたいと願っています。
これからも、人と人とのつながりを大切にしながら、中京区の日常に寄り添う喫茶店を目指してまいります。
ぜひお気軽にお立ち寄りいただき、皆さまの「いつもの場所」にしていただければ幸いです。
<詳細情報>
場所:〒604-8151 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入る橋弁慶町236(前田珈琲 室町本店)
電話番号:075-255-2588
ホームページ:https://www.maedacoffee.com/ ![]()
Instagram:https:// www.instagram.com/maeda_coffee![]()
京都市 中京区役所地域力推進室まちづくり担当
電話:企画担当:075-812-2421、事業担当・広聴担当・振興担当:075-812-2426
ファックス:075-841-8182
お電話の際はお掛け間違いにご注意ください
市の手続きや制度、イベント、施設のご案内は「京都いつでもコール」年中無休 朝8時から夜9時
中京区役所
〒604-8588 京都市中京区西堀川通御池下る西三坊堀川町521 電話番号:050-1725-4402(代表)
開庁時間
区役所・支所、出張所:午前9時から午後5時 市役所本庁舎:午前8時45分から午後5時30分 (いずれも土日祝及び年末年始を除く)その他の施設については、各施設のホームページ等をご覧ください。