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全員制中学校給食の実施状況の進ちょくについて

ページ番号347372

2025年12月4日

全員制中学校給食の実施状況の進ちょくについて

子育て環境の一層の充実や、子どもたちの健やかな育ちと学びのため、現在、京都市立学校で実施されている選択制中学校給食は、令和10年の夏休み明けから、給食センター方式を中心に、一部民間調理場も活用した「全員制」の給食に移行する予定です。
また、全員制中学校給食の開始を契機として、小学校給食、総合支援学校給食、そして全員制中学校給食が始まるまでの選択制中学校給食も含めて、本市の学校給食の更なる充実と魅力向上を図ることを目的に、「京都市学校給食未来プロジェクト」を始動します。

広報発表資料

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1.全員制中学校給食の実施概要

1 開始時期 
  令和10年の8月末(夏休み明け)から

2 提供方法
  給食センター及び民間の調理場で調理し、食缶に入れて温かいまま各中学校に配送します。

3 対象校
(1)給食センター(48校) 民間調理場の対象校と洛友中学校及び西京高等学校附属中学校を除く中学校
(2)民間調理場(13校) 加茂川中、 西賀茂中、烏丸中、岡崎中、高野中、下鴨中、近衛中、修学院中、洛北中、安祥寺中、春日丘中、山科中、醍醐中

4 献立内容
  献立は京都市の栄養教諭が作成し、主食(ご飯又はパン)、副食3品(1汁2菜)、牛乳を基本とします。

5 主な特徴

  • 温かい給食を提供するために、食缶は、保温・保冷性と密閉性に優れた二重保温食缶を使用します。
  • 食材は安全性や品質を最優先し、小学校給食と同様に、(公財)京都市学校給食協会を通じて安定的に調達します。(給食費は食材費相当額とし、詳細は今後検討します。)
  • 京都市学校給食未来プロジェクト(下記3参照)と連動して、新献立等も研究・開発し、一層の地産地消の充実と食育の推進を図ります。

2.(仮称)京都市学校給食センター整備運営事業の概要

契約内容

1 事業名称
(仮称)京都市学校給食センター整備運営事業

2 契約の相手方
株式会社みやこの学校給食サービス

3 契約金額
43,689,933,969円

4 契約期間
令和7年10月30日から令和25年7月31日まで

5 事業内容
給食センターの設計・建設、開業準備、維持管理及び運営並びに配膳室の改修業務等

事業計画(案)

1 施設概要
(1)場所 京都市南区吉祥院観音堂町42番地、43番地の1及び100番地の4
(2)敷地面積 15,923㎡
(3)構造 鉄骨(一部鉄筋コンクリート)造地上2階建て
(4)調理能力 1日当たり最大22,000食

2 主な特徴 

  • 1棟を2つのライン調理場として完全に分離し、各調理場において衛生管理を徹底(1棟2場方式)。
  • 各調理場に専用のアレルギー対応調理室(卵、乳、小麦、えび、かに、くるみ、そば、落花生、いか、ごまの10品目の除去食を基本として対応)を整備。

  • 2階見学窓から1階の煮炊き調理室が見学可能で、2階食育展示スペースには体験可能な回転釜等を設置。

(仮称)京都市学校給食センター整備運営事業の概要について

3.京都市学校給食未来プロジェクト

概要

京都市の学校給食は、成長期の子どもたちに必要な栄養を満たすだけでなく、食べることを通して、食育の「生きた教材」となるように献立作成を行い、毎日、心をこめて提供しています。
令和10年8月から、中学校において全員制給食が開始することを一つの契機として、「京都市学校給食未来プロジェクト」を立ち上げ、小学校給食、総合支援学校給食も含めて、学校給食の更なる充実と魅力向上を図り、児童・生徒、保護者の皆様へは勿論のこと、市民の皆様への情報発信を強化していきます。

京都市学校給食未来プロジェクト推進アドバイザーによる監修

アドバイザー

松丸 奨(まつまる すすむ)先生
千葉県出身、東京都の公立学校に栄養士として勤務。「給食は子どもたちの夢や未来をつくる」をモットーに、「最高に美味しい!」を求めた給食の献立作成や調理指導、食育授業に尽力。平成25年に行われた2,266校が出場の「第8回全国学校給食甲子園」において、激戦を戦い抜き、男性初の優勝を果たす。メディアにも多数出演し、給食に関する著書・監修書も多数。


1 松丸先生監修「おこしやす♡京都市の学校給食!!」の動画をYouTubeやInstagramで発信(近日公開予定)

給食調理の現場や食材の生産地等から、学校給食の魅力を、臨場感あふれる動画で発信します。

2 献立の充実に向けた研究

地産地消の推進、京都の伝統食材や伝統料理を取り入れた献立等「和献立」の充実により、給食を通じて、京都の食文化への理解を深めるとともに、全国の郷土料理に由来する「ご当地メニュー」の提供等、日本各地の食文化に触れる機会も提供していきます。

3 「多彩な食育の取組」による学校給食の魅力向上

生徒参加型の食育の充実

・「選択制中学校給食レシピアイデアコンテスト」「選択制中学校給食総選挙」等、生徒参加型の取組の充実を図り、生徒の給食への興味・関心を高め、理解を深めるとともに、主体的な食育の推進を図ります。
・日本料理アカデミー等の関係団体とも連携し、子どもたちが「だし」を味わうなど、日本料理を通じて、食に対する興味・関心の向上や、五感を働かせて食することの大切さを学び、伝統文化の継承等を目指して、取組を進めます。

教職員への食育指導の推進

教職員の食に関する知識や意識を向上させ、児童・生徒への食育の充実を図ることを目的として、松丸奨先生や大学教員等を講師に招き教職員を対象とした研修を実施します。

「給食甲子園」入賞に向けた献立研究の強化

給食分野の最高峰である「給食甲子園」での入賞を目指すことにより、献立の充実を図り、地産地消の推進を図ります。

給食センター建設の進捗情報の公開

建物の土台となる基礎工事や床工事、鉄骨工事、外装工事、内装工事など、本市で初めて設置する給食センターが1から造られていく建設の様子をお届けします。

お問い合わせ先

教育委員会事務局 体育健康教育室
全員制中学校給食推進担当
電話:075-585-4888
ファックス:075-551-9550