地下鉄のつくり方-シールドUターン工法
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2014年7月2日
写真は,地下鉄烏丸線宝が池工区(国際会館・松ケ崎間)のシールドが,松ヶ崎駅から掘進した後,松ヶ崎林山に▼山岳トンネル工法(NATM)によって構築された拡幅断面区間で, Uターンするため回転しているところです。全身を現した総重量400tもあるシールドマシンは,大小9つのエアキャスターがセットされた架台に据え付けられます。次に,エアキャスターに付いている浮き袋状のチューブにコンプレッサーで空気を送りこんで架台を持ち上げ,更にチューブの周りに空気を流すことによって空気膜を作り摩擦をなくします。ホバークラフトと同じ原理です。そして,それをワイヤーで引っ張り,ワイヤーをウインチで巻いて移動させます。転換部は,より効果的に空気膜を作れるよう鉄板が敷き詰められ,更にPEシートでピッチリと覆われています。転換作業が始まってから約5時間後,マシンは180度向きを変え,復路への入り口にピッタリと顔を合わせました。数日後,再発進の段取りを終え,ゴールの松ヶ崎駅に向かい掘進していきました。
写真:Uターン中のシールドマシン(宝ヶ池付近)(86kb,jpg)
シールドマシンと架台
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