地下鉄のつくり方-4線シールド工法
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2014年7月2日
御陵東工区の紹介
御陵東工区は,府道四ノ宮四ツ塚線(通称三条通)とJR東海道本線の交差する付近を工事区域としていました。この御陵という地名は,古代史最大の軍事クーデターと言われる大化の改新(645年)の首謀者として有名な中大兄皇子,後の天智天皇(第38代天皇)の陵である上円下方墳があるところから由来しています。
当工区は,高速鉄道東西線2線と京阪電鉄京津線2線の4線が移行する複雑な地下構造物区間であることや路線の道路幅員が狭く,路上占用による路面通行に与える影響や工事用地確保の困難さ等の施工条件から国内では初めての単線4本併設シールドトンネルで一般ずい道部を構築しています。
工事の特色
- 4本のシールドトンネルが近接した区間があります。
- 4本のトンネルの発進位置と到達位置が,時計方向に90度回転した状態となります。
- 発進から170m区間は,京阪京津線との軌道併用道路となっています。
施工順序
発進立坑構台組立
1号・2号シールド組立
2号シールド初期掘進(L=65m)
1号シールド初期掘進(L=60m)
本掘進のための段取替
1号シールド本掘進(L=440m)
1号シールド70m先行後,2号シールド本掘進(L=385m)
1号・2号シールド到達
マシン解体
発進立坑構台組み替え
3号・4号シールド組立
1号・2号二次覆工コンクリート打設
3号・4号シールド3.~9.と同様に繰り返す
3号・4号二次覆工コンクリート打設
お問い合わせ先
交通局 高速鉄道部 技術監理課
電話: 075-863-5216
ファックス:075-863-5239