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高瀬川再生プロジェクト

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2021年4月1日

 高瀬川は,繁華街の貴重な水辺空間として,京都の代表的な景観を形成しています。しかし,護岸の損傷,老朽化に伴う漏水によって水枯れが発生し,抜本的な修復を行い水量を確保するとともに,高瀬川再生プロジェクトを実施し,魅力ある水辺づくりを目指します。

高瀬川とは

  高瀬川は,鴨川高水敷を流れるみそそぎ川から二条大橋の下流付近で取水し,十条通りの上流付近で鴨川に合流する延長約4.5kmの普通河川です。

高瀬川の水源


       鴨川からの取水口


高瀬川の歴史

 高瀬川は,角倉了以(すみのくらりょうい:1554~1614)とその子,素庵(そあん:1571~1632)により,慶長16年(1611年)に開削工事に着工し,慶長19年(1614年)に完成された運河です。

 高瀬川という名前は,輸送に高瀬舟と呼ばれる平底の舟が用いられたことから,付けられた名で別名角倉川と呼ばれました。それまで,大坂方面からの物資は,淀川を舟で運ばれ鳥羽で陸あげ し,陸路で京都市へ運ば れていましたが,高瀬川の完 成によって舟で市内中心 部へ運ぶことができるようになり,便利になりました。

 その後,物資運送に利用されたが,鉄道の開通などによって次第にその機能を失い,大正9年(1920年)に廃止され,現在は,京都市が管理する河川となっています。

高瀬川再生プロジェクトの立ち上げ

  京都市の中心市街地である木屋町通界隈の景観に重要な役割を果たしている高瀬川は,近年,護岸の老朽化や水枯れの発生から良好な水環境を保つことが困難となりました。


  高瀬川の水枯れの様子(平成22年)


         護岸破損の状況

高瀬川再生プロジェクト

・護岸の補修工事を行い,水量を確保し,将来にわたって高瀬川とその景観を保全

・高瀬川の景観に重要な役割を果たしている街路樹に配慮して工事

・沿川における他事業や地域との連携も含め,周辺一帯の魅力ある水辺づくり

高瀬川の改修工事

一之舟入付近


          着工前


            完成

御池通下流


          着工前


            完成

三条小橋下流


          着工前


            完成

改修工事概要


護岸表面にコンクリートが見えない仕上げ


工事風景:遮水シートの敷設状況

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水辺環境整備事業

お問い合わせ先

京都市 建設局土木管理部河川整備課

電話:075-222-3591

ファックス:075-213-1213

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