―淀城跡公園再整備基本構想― 2 淀城跡公園再整備基本構想
ページ番号20462
2011年5月17日
2 淀城跡公園再整備基本構想
(1) 基本理念
淀地域では,京阪本線の高架化と淀駅の移転及び駅周辺の整備等の関連事業に伴い,地域のまちづくりにおける大きな転換期を迎えています。
淀地域のまちづくりの方向性に鑑み,淀城跡公園再整備事業は,今後の淀地域のより良いまちづくりを進めていくうえでのトリガー(引き金)となりうることを重視し,公園の再整備にかかる基本理念を次のように位置付けます。
淀地域のまちづくりの方向性に鑑み,淀城跡公園再整備事業は,今後の淀地域のより良いまちづくりを進めていくうえでのトリガー(引き金)となりうることを重視し,公園の再整備にかかる基本理念を次のように位置付けます。
◆基本理念
- 京都の南の水陸の玄関口にふさわしい文化交流の場を創出する
- 歴史的観光やレクリエーション資源として地域のシンボルとなる
- 集客・にぎわいを創出し,地域産業の活性化に寄与する
(2) 基本構想
基本理念をもとに,地域のまちづくりの核としての役割を担う施設として淀城跡公園再整備にかかる基本構想を以下のように定めました。
◆基本構想
- 公園区域は,外周道路まで拡張し,公園へのアクセスの改善を図るとともに,ゆとりある空間づくりを行い,公園機能の充実を図る
- 既存公園区域は歴史を感じさせる「静」の空間,拡張区域は水をテーマとした「にぎわい」の空間づくりを行う
- 堀を活用し,親水性の高い水辺空間を創出するとともに,水を防火用水として利用するなど,防災機能の向上を図る
- 堀を中心に回遊性のある歩行者動線を確保し,公園に一体感を持たせる
(3) 施設整備概要
名 称 : 淀城跡公園
公園種別: 歴史公園
所在地 : 伏見区淀本町他地内
全体面積: 約3.4ha、うち既設区域約1.7ha(拡張区域約1.7ha)
◆施設整備概要
- 本丸広場(既設公園区域)
発掘調査等の資料をもとに,実物スケールの櫓(やぐら)や建物の基礎等の造形を生かした広場デザインを採用し,歴史を感じさせる静的な広場として整備します。
- にぎわい「さくら」広場(拡張区域)
堀の外側石積護岸を復元し,かつて水上の城であった淀城をイメージした親水広場を整備するとともに,京の水陸の要であり,交流のまちであった当時の淀地域のにぎわいの再現を目指し,全体にサクラやヤナギを中心に四季を通して楽しめる植栽を行い,地域住民や来訪者がふれあい,にぎわえる広場として整備します。
- 内堀の復元(駐輪場区域)
駐輪場のため埋立てられていた一部内堀については,京阪本線高架化に伴う駐輪場の移転後,復元整備します。
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