京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度における新規認定について
ページ番号320255
2023年12月8日
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度における新規認定について
京都市では、京都らしさを支える生物多様性の持続可能な利用を図るため、「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」を実施しています。
この度、本制度に基づき、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園が令和3年8月のオケラの保全に係る取組に続き、認定を取得されました。
申請者
武田薬品工業株式会社京都薬用植物園 園長 野崎 香樹 氏
取組名
葵祭に供するフタバアオイの増殖栽培と普及啓発活動
認定日
令和5年12月8日(金曜日)
取組の概要
令和3年2月よりフタバアオイの植栽展示による普及啓発活動と個体増殖を開始されました。園内見学エリアに植栽展示を行い、来園者に植物を御覧いただきながら、本種の個体数が減少している現状、葵桂(※1)の作製方法、葵祭の際にどのように使われているのかを紹介されています。また、株分け(※2)と播種育苗(※3)により増殖を行い、令和4年5月に上賀茂神社への奉納を実施し、今後は、毎年奉納量を増やしながら継続される予定です。
葵桂の作製方法習得の様子
上賀茂神社への奉納の様子
※1:葵の葉と桂の枝葉を絡ませて作られる「葵祭り」には欠かせない装飾品
※2:植物の大きく育った根を割って苗を作る方法
※3:植物の種子を蒔いて苗を作る方法
参考
武田薬品工業株式会社京都薬用植物園の取組について
同社は、「薬用植物であるオケラの保全及び五條天神宮節分祭への神朮(おけら)の奉納」の取組について、令和3年8月にも認定を取得されています。
詳しくは、こちらを御覧ください。
「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」について
本制度は、京都らしさを支える生物多様性の持続可能な利用を図るため、葵祭で使われるフタバアオイや祇園祭の粽(ちまき)に欠かせないチマキザサなど、京都らしさを支えてきた生きものの保全、再生及び持続可能な利用の取組を実施する団体又は個人の方を認定する制度です。
認定者に対しては、取組の実践や継続を支援するため、情報提供等を行うとともに、団体に対しては、必要に応じて技術的な支援を行う専門家を派遣します。
詳しくは、こちらを御覧ください。
これまでに推進されている取組については、こちらを御覧ください。
広報資料
発表日
令和5年12月8日
担当課
環境政策局環境企画部環境管理課 (電話:075-222-3951)
広報資料
- 広報資料(PDF形式, 466.64KB)
広報資料です。
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 環境政策局環境企画部環境保全創造課
電話:075-222‐3951
ファックス:075-213-0922