エコで地域を結ぶー紫竹エコフェスタ
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2023年3月2日
エコで地域を結ぶー紫竹エコフェスタ(主催:紫竹学区自治連合会)
エコをテーマに冬の学区まつりが誕生

京都市北区の閑静な住宅街に位置する紫竹学区。地域活動が盛んな学区で、昔から夏には盛大な学区の夏祭りが開催されています。
その紫竹学区が京都市の「エコ学区」の認定を受けたのが10数年前。その際に、学区民がそれぞれに省エネ等に取り組むだけでなく、みんなで環境について考える場を作りたい!と、冬の学区イベントとして誕生したのが「紫竹エコフェスタ」です。
無償譲渡のフリーマーケットを開催
紫竹エコフェスタの最大の目玉が「フリーフリーマーケット」。学区民から提供された古着などの衣類を無料(フリー)で持ち帰っていただけるフリーマーケットです。
前日に学区民から衣類の提供を受け付け、集まった数百点もの衣類を、ボランティアの学生さんも一緒になって仕分けして卓球台や長椅子の上に陳列。開場と同時に、たくさんの来場者がやって来て、競うようにお気に入りの衣類を探します。
「これなんか新品みたい!」「これええ柄やわ~」などと言いながら、気に入った衣類を持参した袋に入れて持ち帰ります。残った衣類は、まち美化事務所に渡して、衣類のリサイクルに回してもらいます。
まち美化事務所と連携して資源物回収や環境啓発
フリーフリーマーケットの横では、
まち美化事務所の職員さんが、資源物や有害・危険ごみの回収を実施。来場者が持参した古紙、塗料等を受け取った後、啓発チラシを渡して、ごみの減量や分別への協力を呼び掛けていました。
メイン会場では、エコまちステーションが環境啓発のブースを出展。食品ロスの発生重量を当てるクイズを用意して、子ども達が楽しみながら環境のことを学んでいました。
紫竹エコフェスタは、京都市の「エコイベント」の認定を受けており、会場には京都市から借りたリユースごみ箱が設置され、缶・びん・ペットボトル、プラスチックごみが分別回収されていました。
小学生が考えたエコ標語の発表も
会場の紫竹小学校体育館に設けられたステージでは、小学校4年生が考えたエコ標語の優秀作品の発表会を開催。「捨てる前 マークを見よう リサイクル」など5作品が優秀作品に選ばれて、作者の児童には記念品が贈呈されました。
ほかにも、近隣の大宮交通公園によるエコブース出展、学生ボランティアによる牛乳パックの万華鏡作り、チアダンスの発表会など楽しい企画が盛りだくさん。学区内だけでなく、行政や大学など、いろんな主体を巻き込むことでエコフェスタを盛り上げて、多くの人に来てもらおうとする工夫が感じられました。
挨拶に立った紫竹学区自治連合会の高奥会長は、「エコを通じて地域のつながりが強まることこそが大事」と強調。地域の熱意と工夫が詰まった紫竹エコフェスタのようなエコイベントがもっと増えていってほしいと思います。【2023年2月11日取材】
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環境政策局 循環型社会推進部 資源循環推進課
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