河川でのレジャーにご用心!レプトスピラ症に注意!
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2025年10月10日
レプトスピラ症とは
レプトスピラ症とは、病原性レプトスピラによる急性の熱性疾患です。病原性レプトスピラに感染している動物(ネズミ等)の尿や、尿に汚染された水や土などから皮膚や口を介して感染します。全国で散発的に発生し、水辺・田畑・店舗内と感染場所に特徴があり、京都市においても発生事例があります。
感染経路
レプトスピラ症にかかっている動物(ネズミ等)の尿で汚染された土壌や水が、体の傷や目や鼻などの粘膜に接触したり、汚染された水を飲んだりすることで感染します。急流のラフティングやカヤック、河川での水遊びなど、水関連のレクリエーションで感染する可能性もあります。特に洪水などの後に危険性が高いため、注意が必要です。
症状
3~14日の症状のない期間のあと、頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛などが現れます。皮膚に発疹が現れることもあります。上記の感冒様症状のみで軽快することもありますが、重症化すると黄疸、出血、腎障害などの症状が出ることもあります(ワイル病と呼ばれます)。
汚染の可能性のある水や土壌に触れた後などに上記症状が出現した場合は、医療機関を受診してください。
予防・治療
予防
予防できるワクチンは現在ありません。以下の予防行動をとるようにしましょう。
・皮膚に傷があるときは川に入らない
・川や土壌に入るときは体に傷を作らないよう皮膚の露出を避け、適切な服装や装備を心がける
・川の水を飲まない
・雨などで増水しているときは川に入らない
治療
治療は、抗生物質の投与が行われます。早期に行う必要があります。
医療機関の皆さまへ
レプトスピラ症は感染症法上の届出対象疾患(四類感染症)です。
レプトスピラ症の患者を診断した医師は、医療衛生企画課へ感染症法に基づく届出をお願いします。
【届出基準・届出方法・届出様式】
関連ホームページ
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課(健康危機対策担当)
電話: 075-222-3600 ファックス: 075-251-7233