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梅毒(ばいどく)の感染拡大が続いています

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2025年7月31日

令和6年の梅毒の新規報告数(速報値)は、全国で14,663件と前年からやや減少しましたが、京都市では125件と4年連続で過去最多を更新し、感染拡大が続いています。
京都市における令和7年1月から6月まで(以下、「令和7年上半期」という。)の新規報告数は67件(速報値)と、過去最多の報告数であった令和6年の同時期(54件)を上回るペースで推移しています。
梅毒は、感染していても症状が軽くなったり消えたりする時期があり、感染していることに気づきにくい特徴があります。また、妊娠中に梅毒に感染していると母子感染を引き起こし、流産や死産、赤ちゃんに重い障害が残ることもあり注意が必要です。梅毒は自然には治らず、治療が必要です。
コンドームを適切に使用し感染を予防すること、気になる症状がある方は医療機関を早期に受診することが大切です。また、症状は無くても、感染が心配な行為があった方は、本市が実施する無料・匿名の「HIV・性感染症検査」を受検してください。

本市における令和7年上半期の新規梅毒報告数(速報値)について

年次別報告数の推移

年次別報告数の推移

年次

H27

H28

H29

H30

R1

R2

R3

R4

R5

R6

R7

1月から6月

京都市

38

51

71

66

66

61

78

95

110

125※1

67※2

全国

2,690

4,575

5,826

7,007

6,642

5,867

7,978

13,221

15,055

14,663※1

6,934※2

(※1)令和6年第52週時点速報値

(※2)令和7年第26週時点速報値

年次別報告数の推移(グラフ)

年代別報告数及び母子感染の報告数

年代別の新規報告数は、男女ともに20代が最も多く、女性については3分の2を占めています。男女ともに10代の発生報告が数例あります。また、母子感染による0歳男児の感染が1件報告されています。

男女別・年代別報告数

性別

10歳未満

10代

20代

30代

40代

50代

60代以上

合計

1

1

10

3

3

7

5

30

0

3

23

2

3

5

1

37

感染経路別報告数

男女ともに、異性間性的接触の報告が最も多い状況です。

感染経路別報告数

性別

性的接触

同性間

性的接触

異性間

性的接触

不明

母子感染

経路不明

合計

6

19

2

1

2

30

0

31

5

0

1

37

病型(梅毒の進行度)別報告

梅毒は感染してからの経過によって症状等が変化します。診断時点の病型別報告では、男性は早期Ⅰ期が37.9%と最も多く、無症候(感染後に年月が経過し、症状が消滅している状態を含む)が34.5%、早期Ⅱ期が27.6%でした。女性は、無症候が37.9%と最も多く、早期Ⅱ期が32.4%、早期Ⅰ期が29.7%でした。

男性は早期Ⅰ期が37.9%と最も多く、無症候(感染後に年月が経過し、症状が消滅している状態を含む)が34.5%、早期Ⅱ期が27.6%

男性

女性は、無症候が37.9%と最も多く、早期Ⅱ期が32.4%、早期Ⅰ期が29.7%

女性

  • 早期Ⅰ期(感染後約3週間)
    硬結(こうけつ)(赤いしこり)、硬性(こうせい)下疳(げかん)(潰瘍)、リンパ節の無痛腫脹などが出現する。
  • 早期Ⅱ期(感染後数か月)
    皮膚等に梅毒性バラ疹や丘疹(きゅうしん)性梅毒疹、扁平(へんぺい)コンジローマなど特有な発疹が出現する。 
  • 晩期(感染後数年)
    皮膚や内臓に病変が見られ、神経症状、眼症状が起こる。
  • 無症候(無症状病原体保有者)
    梅毒に感染しているが、自覚症状のない期間。各期の間に見られる。なお、この間も症状は進行しており、感染性がある。

啓発チラシの作成及び配布について

京都市では、感染予防や本市が実施する無料・匿名の「HIV・性感染症検査」について周知するため、啓発チラシを作成し、区役所・支所や市内の各学校、関係機関等に配布しています。また、京都市ホームページから閲覧、ダウンロードが可能です。

梅毒啓発チラシ

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京都市のHIV/性感染症検査について

京都市では、匿名・無料で受けられるHIV・性感染症検査を実施しています。

詳細は(京都市のHIV検査・相談について)をご確認ください。

報道発表資料

発表日

令和7年7月31日

担当課

保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課

(電話:075-222-4244)

報道発表資料

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-222-4244
ファックス:075-251-7233

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