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梅毒(ばいどく)の感染が広がっています

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2024年8月7日

 全国で梅毒の感染拡大がとまらず、令和5年の新規報告数は、全国15,092件(速報値)、京都市109件(速報値)と3年連続で過去最多を更新しています。
 京都市における令和6年1月から6月まで(以下「令和6年上半期」という。)の新規報告数は54件(速報値)と、過去最多の報告数であった令和5年の同時期と同数となっています。
 梅毒は、感染していても症状が軽くなったり消えたりする時期があり、感染していることに気づきにくい特徴があります。また、令和6年上半期には、市内で妊婦の梅毒感染が2件ありました。妊娠中に梅毒に感染していると、流産や死産、赤ちゃんに重い障害が残ることもあり注意が必要です。梅毒は自然には治らず、治療が必要です。
 コンドームを適切に使用し感染予防すること、気になる症状がある方は医療機関を早期に受診することが大切です。また、症状は無くても、感染が心配な行為があった方は、本市が実施する無料・匿名の「HIV・性感染症検査」の受検してください。

本市における令和6年上半期の新規梅毒報告数について

年次別報告数の推移

 新規報告数(速報値)は、過去最多の報告数であった令和5年と同じペースで推移しています。

年次別報告数の推移

年次

H26

H27

H28

H29

H30

R1

R2

R3

R4

R5

R6

1月~6月

京都市

11

38

51

71

66

66

61

78

95

109※1

54※2

全国

1,661

2,690

4,575

5,826

7,007

6,642

5,867

7,978

13,221

15,092※1

6,772※2

※1 令和5年第52週時点速報 ※2 令和6年第26週時点速報


年代別報告数及び妊婦の感染数

 年代別の新規報告数は、女性は20代が最も多く、男性は20代から60代以上の幅広い年代で報告されています。また男女ともに10代の発生報告が数例あります。妊婦の梅毒感染は、2件報告されています。

男女別・年代別報告数

性別

10代

20代

30代

40代

50代

60代以上

合計

1

7

2

6

8

7

31

3(1)

14(1)

1

3

1

1

23

注:( )内は、妊婦であった件数(再掲)

感染経路別報告数

 男女ともに、異性間性的接触の報告が最も多い状況です。

感染経路別報告数

性別

性的接触

経路不明

合計

同性間

異性間

不明

1

19

6

5

31

0

20

0

3

23

病型(梅毒の進行度)別報告

 梅毒は感染してからの経過によって症状等が変化します。診断時点の病型別報告では、男性は早期Ⅰ期が42.0%と最も多く、早期Ⅱ期が29.0%、無症候(感染後に年月が経過し、症状が消滅している状態を含む)が25.8%、晩期が3.2%でした。女性は、早期Ⅱ期が47.8%と最も多く、無症候が30.4%、早期Ⅰ期が21.8%でした。
 男性に比べて女性の方が、症状が進行したⅡ期で報告される事例が多い状況です




男性


女性

啓発チラシの作成及び配布について

 京都市では、予防方法や本市が実施する無料・匿名の「HIV・性感染症検査」について周知するため、チラシを作成し、区役所・支所や市内の各学校、関係機関等に配布しています。また、京都市ホームページから閲覧、ダウンロードが可能です。

梅毒啓発チラシ

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京都市のHIV/性感染症検査について

 京都市では、匿名・無料で受けられるHIV・性感染症検査を実施しています。

 詳細はこちらをご確認ください(京都市のHIV検査・相談について)

報道発表資料

発表日

令和6年8月7日

担当課

京都市保健福祉局(医療衛生推進室医療衛生企画課 電話:075-222-4244)

報道発表資料

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-222-4244
ファックス:075-251-7233

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